スター・ウォーズ:ビジョンズ 制作スタジオ・監督まとめ

みなさんスター・ウォーズ:ビジョンズ観ました!?

スター・ウォーズを題材に日本のスタジオが短編アニメを制作。企画からしてもう面白いですよね。

XBOXのゲームHALOもこういうアンソロジーアニメ企画あった気がするけど、ほかは知らない。結構珍しいのかな。

ともあれ、スター・ウォーズ:ビジョンズの日本のアニメスタジオ&監督さんをおとめ!

神風動画 『The Duel』 / 『The Duel(原題)』

Disney+ StarWars:VISIONSより / @Disney

スター・ウォーズ:ビジョンズの第一話、トップバッターを務めるThe Duleは、神風動画の水崎淳平さんが監督。

神風動画と言われてもアニメ ポプテピピック制作ってことしか知らなかったけど、アニメやゲームのオープニング、エンディングなど短めの作品をたくさん手がけているようです。

ポプテピピックもある意味短編集みたいなものだし、こうした短めの作品が得意なのかも。

とはいえ、ポプテピピックのクセのあるポップさはどこへやら、The Duleは黒澤明監督映画を彷彿とさせる白黒主体の映像。お話も7人の侍モチーフっぽい?

スター・ウォーズの世界観と侍の時代の世界観が見事すぎるほどに融合された渋い映像がすごくカッコいい。

スター・ウォーズ:ビジョンズのなかで一番見応えある作品でした。

スタジオコロリド 『タトゥイーン・ラプソディ』 / 『Tatooine Rhapsody(原題)』

Disney+ StarWars:VISIONSより / @Disney

タトゥイーン・ラプソディの劇場版アニメ「ペンギン・ハイウェイ」、ポケモンソード・シールドのアニメ企画「薄明の翼」、BLEACHの久保帯人さん漫画原作のアニメ「BURN THE WITCH」などなど人気作品のアニメを多く手がけています。

ペンギン・ハイウェイの原作は著者 森見登美彦さん作品のなかでは比較的ハマらなかったんですけど、劇場版は動きがコロコロと可愛らしくてとても好きです。

ほか、ヨルシカ「夜行」のミュージックビデオやマクドナルドとかCMのアニメ制作も多く手がけているスタジオさん。

監督は木村拓さん。

劇中歌がすごくELLEGARDENっぽい気がする(どの曲かは忘れたけど)。

トリガー 『THE TWINS』 / 『The Twins(原題)』

Disney+ StarWars:VISIONSより / @Disney

あのトリガーですよ

あとトリガーがスター・ウォーズとかもう私大歓喜。

しかも監督は今石洋之さん。日本人全1億人中30億人が大好きなロボアニメ「天元突破グレンラガン」とか「キルラキル」とか「プロメア」とか、トリガーの代表的な作品の数々を監督した方です。

主人公カレのキャラデザがもうまんまプロメアで笑っちゃった。アムちゃんはまんまキルラキルに出てきそう。可愛い。

スター・ウォーズ:ビジョンズ全作品のなかで一番めちゃくちゃです。やってることただのスター・キルラキル。

いくらライトセーバーでもソレは斬っちゃダメだろ。

さすがトリガー、さすが今石監督。ツボがわかってる。

キネマシトラス 『村の花嫁』 / 『The Village Bride(原題)』

Disney+ StarWars:VISIONSより / @Disney

キネマシトラスは「メイド・イン・アビス」TVアニメ&劇場版、TVアニメ「盾の勇者の成り上がり」ほか、たくさんのアニメを手掛けているスタジオです。

ボンズから委託でエウレカセブンの劇場版「交響詩編エウレカセブン ポケットの中は虹でいっぱい」にも制作参加されていた模様。知らなかった。

ポケットの中は虹でいっぱいは最後の高高度でのオールレンジ vs ミサイルが最高すぎる。

監督は垪和等さん。初見でまず読めないお名前ですけど、はが ひとしさんです。

メイド・イン・アビスの劇場版作品に副監督として参加されているほか、数多くのアニメに作画監督、原画として参加されたベテラン。本当に多いのでなかなか挙げきれませんが、超作画で有名なマクロスゼロの原画も務めていらっしゃる。

エウレカセブンとかマクロスの名前が出たのでぜひドッグファイトを、と思ったのですが、ほかのスター・ウォーズ:ビジョンズ同様ライトセーバー主体なお話でした。残念。

でも主人公エフのキャラデザがめちゃくちゃ好みだったのでヨシ!!

エフちゃんかっこ可愛い。あとバトルドロイドも可愛い。

プロダクションI.G 『九人目のジェダイ』 / 『The Ninth Jedi(原題)』

Disney+ StarWars:VISIONSより / @Disney

制作はあの攻殻機動隊 SACシリーズやPSYCHO-PASSのプロダクションI.G。

監督は攻殻機動隊 SACシリーズを手がけた神山健治さん。

ほかの監督の皆さんもビッグネームですが、トリもさすがの生けるレジェンド!

攻殻機動隊 SACシリーズもいいですけど、神山健治さんの東のエデンも精霊の守り人も好き。

ライトセーバーってそんな設定でしたっけ……? とか思うところもあったけど、スター・ウォーズ:ビジョンズ全作品中、一番スターウォーズっぽいと感じた作品です。

特に殺陣がすごくいい。

サイエンスSARU 『T0-B1』 / 『T0-B1(原題)』

Disney+ StarWars:VISIONSより / @Disney

アベル・ゴンゴラ監督

劇場版アニメ「夜は短し歩けよ乙女」やTVアニメ映像研には手を出すな!」を制作したスタジオ サイエンスSARU。

観た方はご存知だと思うんですが、原作再現もあるとはいえ色使いやタッチが結構独特なんですよね。

T0-B1も独特ながらクセのない明るめの色使いが印象的でした。

アトムリスペクトかなぁ、と感じた作品。多分博士のせい。

トリガー 『The Elder』 / 『The Elder(原題)』

Disney+ StarWars:VISIONSより / @Disney

あのトリガーですよ

あとトリガーがスター・ウォーズとk(略)

もうね、トリガーとか全部好きすぎてどれを代表作としていいかワカンナイ。

こちらは現在トリガーの代表取締役の大塚雅彦さんが監督を務めました。大塚さんといえばテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の演出もやったすごいお方です。

(ご存知の方多いと思うけど、トリガーはガイナックスの流れを組むアニメスタジオ)

代表取締役となったいまでも数々の作品でプロデューサーや脚本として名を連ねている方ですが、監督は本作The Elderを自身の最後としています。

本作に出てくる(元)シス卿が大塚さんのメタファーな気がしてなりません。

シスを抜けた老人が才能あふれるジェダイナイトに破れる……という話の流れなのですが、そんななかで「お主とはもっと若い時に戦いたかった」「このシス卿が全盛期だったら勝てなかった」といった会話があります。

これが、本作を最後の監督作する大塚監督自身のことに思えるんですよね。今石さんら才能あふれる次世代にあとを託すわけです。

シスを抜けた老人=ガイナックスから独立した大塚さんって部分も共通してるし。ガイナックスをシスとして解釈するのは失礼かもだけど、ほら、ガイナックスいろいろあってダークサイド的な時代あったし……

ジェノスタジオ 『のらうさロップと緋桜お蝶』 / 『Lop and Ochō(原題)』

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劇場版アニメ「虐殺器官」、テレビアニメ「ゴールデンカムイ」ジェノスタジオが制作を担当。

監督は五十嵐祐貴さん。映像研に手を出すな!の演出やら作画監督やら原画やらを担当したアニメーターです。映像研に手を出すな!大好き。あと、いま流行りに流行ってるアニメ呪術廻戦のエンディングも手がけてたり幅広く活躍してる方。

ケモナーのみんな!

主人公、獣少女ですよ!!

サイエンスSARU 『赤霧』 / 『Akakiri (原題)』

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サイエンスSARUの代表取締役、チェ・ウニョン監督作品。

調べてみたら天保異聞 妖奇士の原画やった方ですって。好きだったなぁ、妖奇士。

姫さま、絵柄がすごくディズニーっぽいなぁ、と思いました。まる。

スター・ウォーズ:ビジョンズ グランプリは……!

いや決められない。

個人的には神山監督の『九人目のジェダイ』のライトセーバー殺陣がめちゃくちゃよかった。バイクのシーンとかシビれた。

一番カッコよくて見応えあったのは神風動画 水崎監督のThe Duel。普通に映像がカッコいい。

キャラデザはキネマシトラス垪和監督の村の花嫁。エフちゃんマジかわいいしカッコいい。嫁に来て欲しい。

今石監督のTHE TWINSもTHE TRIGGERって感じで最高。もっかいいうけどソレはライトセーバーで斬っちゃダメだから!

まとめ:スター・ウォーズ:ビジョンズ 制作スタジオ・監督まとめ

アニオタとしては、このシリーズぜひもっと展開させて欲しいですね!

京アニの精密な描写も観たいしWIT STUDIOのダイナミックな動きも観たいしライトセーバーなんかufo table絶対得意だし新海誠さんならSFな宇宙の星々や街をどんな風に描くかも気になるし、スタジオ地図でスター・ウォーズ青春物語もいい!

たのんますよディズニーさん!

もっと金にものを言わせてさ!