平成ガンダム 全まとめ【君は全作品観ることができるか】
平成が終わり、時代は令和へ。
平成最後のライダーだとかいろいろ盛り上がってますが、ひっそりと平成ガンダムもその歴史を閉じます。
みなさんとともに駆け抜けた、平成ガンダムの思い出をまとめます。
平成ガンダム全作品タイトルと公開時期
タイトル | 放送・公開年 |
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 ※ |
平成元年 / 1989年 |
機動戦士ガンダムF91 ※ | 平成3年 / 1991年 |
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY ※ |
平成3年 / 1991年 |
機動戦士Vガンダム ※ | 平成5年 / 1993年 |
機動武闘伝Gガンダム | 平成6年 / 1994年 |
新機動戦記ガンダムW | 平成7年 / 1995年 |
機動新世紀ガンダムX | 平成8年 / 1996年 |
機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ※ |
平成8年 / 1996年 |
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz |
平成9年 / 1997年 |
∀ガンダム ※ | 平成11年 / 1999年 |
G-SAVIOUR ※ | 平成12年 / 2000年 |
機動戦士ガンダムSEED | 平成14年 / 2002年 |
機動戦士ガンダムSEED DESTINY | 平成16年 / 2004年 |
機動戦士ガンダム MS IGLOO ※ |
平成16年 / 2004年 |
機動戦士ガンダム00 | 平成19年 / 2007年 |
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン |
平成20年 / 2008年 |
機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線 ※ |
平成20年 / 2008年 |
機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- |
平成22年 / 2010年 |
機動戦士ガンダムUC ※ | 平成22年 / 2010年 |
ガンダムビルドファイターズ ビギニングG |
平成22年 / 2010年 |
機動戦士ガンダムAGE | 平成23年 / 2011年 |
ガンダムビルドファイターズ | 平成25年 / 2013年 |
ガンダムビルドファイターズトライ | 平成26年 / 2014年 |
ガンダム Gのレコンギスタ ※ | 平成26年 / 2014年 |
機動戦士ガンダム THE ORIGIN ※ |
平成27年 / 2015年 |
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ |
平成27年 / 2015年 |
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ2期 |
平成28年 / 2016年 |
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ2期 |
平成28年 / 2016年 |
機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY |
平成29年 / 2017年 |
機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER |
平成30年 / 2018年 |
機動戦士ガンダムNT ※ | 平成30年 / 2018年 |
各作品紹介
以下軽く平成ガンダムの作品紹介。
まだ観てない作品がある方、令和ガンダムもいいですけど、その前にぜひ平成ガンダムもコンプリートしてほしい。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
記念すべき平成初のガンダム作品はOVAとして公開された0080 ポケットの中の戦争。タイトルの通り一年戦争終戦直後の混乱期に起きたとある小さな戦いを描きます。
互いの正体を知らず悲劇を迎えるジオン軍パイロットと連邦軍パイロットの報われない恋を描いたガンダム版ロミオとジュリエット。
ウソだと言ってよ、バーニィ。
さすがにキャラデザや作画が古いですが、出てくる機体がいちいちカッコいい。ズゴックEとかハイゴッグとか。ザクII改もカッコいい。統合整備計画最高。
珍しく主役はガンダムよりもザクが主役っぽい作品。
機動戦士ガンダムF91
宇宙世紀0123年に起こったクロスボーン・バンガードの決起と、ガンダムF91とともに反抗した少年たちの戦いを描いた作品。
もともとは1クール分として用意したストーリーを劇場版機動戦士ガンダムの公開10周年に合わせて公開すべく劇場版化しており、若干駆け足感はあります。
が、その分富野監督感が濃厚で、アニメとしてのクオリティも1980年代の作品とは思えないほど高クオリティ。
シャアとアムロの確執に決着がついた逆襲のシャアよりも数十年後ということもあり、Vガンダムとの間を取り持つような技術も多く登場。
続編として漫画クロスボーンガンダムが出ていますが、いまだ映像化はなされず。令和に期待か?
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
初代ファーストガンダムと続編Zガンダムの間をつなぐOVA。クオリティがめっちゃ高い。OVAだけでなく劇場版化もされています。
なにより機体がカッコよすぎる。さすがカトキハジメさん。
ア・バオア・クー決戦に敗れ、失意のうちに潜伏したエースパイロット ガトー少佐による核搭載型試作ガンダム強奪事件。
その行方を追い、もう一機の新型試作ガンダムに乗り込んだ新米パイロット コウ・ウラキ少尉の戦いの行方が描かれます。
主人公コウ・ウラキがあまり魅力的はないうえ、悪役であるはずのガトー少佐やジオン軍勢のキャラが立ちすぎている。実際コウ・ウラキよりガトー少佐の方が有名なのではないだろうか。
そして万感の想いを持って言い放たれるガトー少佐「 ソロモンよ私は帰って来た 」は必見。
また、みんな大好きバープル豚ことニナ・パープルトンが登場する作品でもあります。こちらも見逃せない。
機動戦士Vガンダム
時代設定的には宇宙世紀0149年。Vはヴィクトリーから。
地球連邦政府の腐敗につけこみ地球侵攻をはじめたザンスカール帝国と、レジスタンス組織リガ・ミリティアとの戦い描きます。
この作品は全否定したいと思っているものです。このような結果になったのは、全て監督の責任です。
何かの間違いでこのBlu-rayで見た方は『機動戦士Vガンダム』の何がダメなのかを探してみてください。
富野監督自身をしてこう語らさせた作品。それがVです。すでにいやな予感がしますよね?
実際、∀ガンダムやGレコの牧歌的な雰囲気からは想像もできない殺伐さとめちゃくちゃさです。ファンの間では「 富野監督が完全に病みきっていた時期の作品 」として高名。
大人の事情によって本来第3話予定だった話が第1話扱いで放送されることになっており、知らずに観るとワケわかめ。一応本来の1話、2話も回想の形で放送はされますが。
なお、ガンダム史上最悪の悪女と呼ばれるカテジナ・ルースが登場します。Vガンダムの殺伐さの半分はこの人のせいといっても過言ではない。
おかしいですよ! カテジナさん!
機動武闘伝Gガンダム
戦争の代わりに各国代表のガンダム同士の格闘技で決着つけよう!って無茶苦茶な設定のガンダム。GはゴッドのG。
リアルロボット系代表のガンダムでありながら完全にスーパーロボット系。
放送当時はファンたちからボロッカスに叩かれていましたが、いまでは広く愛されている作品(ネタとしても)。
低血圧なオタクたちの血さえたぎらせる、暑苦しいほど熱血な展開と演出がとてもいい。そしてラストに使われた某技はいまでも語り草です。
スペック上では∀ガンダムが最強のはずだけど、どうにもゴッドガンダムに勝てるイメージが湧かない。
富野監督いわく、「 これはガンダムじゃなくてGガンダム 」。ちなみにガンダムの名称もモビルスーツではなくMF / モビルファイター。
新機動戦記ガンダムW
5人の美少年たちがそれぞれのガンダムに乗り、コロニーのために単身奮闘するお話。Wは翼を意味するウィング。
世界観自体は宇宙世紀に似ていますが、全くつながらないアナザーガンダムです。
主人公がヒロインに「 お前を殺す 」、その後ヒロインは「 早く私を殺しに来て 」と爆弾発言する衝撃作。
そしてパイロットのエレガントさが機体の強さを左右します。特に装甲、っていうか防御力が大きく変わる。エレガントさ大事です。
女性ファン取り込みのため主人公を美少年5人に設定。学園パートあり王子様ありお姫様あり。
こうした美少年キャラによる女性ファン取り込みは一定の功を奏し、ガンダム00などその後のシリーズでも活かされています。
機動新世紀ガンダムX
一年戦争の数倍はスケールのデカい戦争、第7次宇宙戦争後の年号アフターウォーの15年、A.W.0015の出来事を描くシリーズ。
キャッチコピーは「 月は出ているか? 」「 君は、生き延びた先に何を見るのか? 」。
あまりにも激烈な宇宙戦争のために地球文明は滅びかけ。先端技術も失われかけているポストアポカリプス的な世界観です。
主人公ガロードの名台詞といえば、「 ガンダム、売るよ! 」。ダメだこりゃ。ZZのジュドー系主人公のガンダムは売れない説。
視聴率やプラモデル売上の低迷により放送期間をかなり短縮されながらも、なんとか完結。
放送当時は不人気でしたが、フロスト兄弟など魅力的なキャラクター、Xガンダムのサテライトキャノンなど、ガンダムファンらからの評価は概ねいい感じです。
ガンダム随一の名言「 大概の問題は、コーヒー一杯飲んでいる間に心の中で解決するものだ。あとはそれを実行出来るかどうかだ 」が生まれたシリーズでもあります。
もはやただの名台詞じゃなくて名言レベル。
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
モビルスーツを一兵器として泥臭い戦争を描いたOVAシリーズです。ひさびさの一年戦争もの。
なにかと宇宙戦がフィーチャーされがちなガンダムシリーズにおいて、地上の戦争でモビルスーツを一兵器として運用することがどういうことか、ことこまかく描かれています。
時期的にファーストガンダムと本作08小隊での連邦軍のモビルスーツ配備が時系列的に無理があり、よく指摘されます。
が、そんなささいなこと、ノリス・パッカード大佐操るグフ・カスタムのカッコよさの前には無意味。なお、小説版はOVA版よりかなりエグい描写が多いので閲覧注意。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
Wの完結編として制作されたOVA3編。
天使とか死神とか、機体がめちゃくちゃカッコいい。
なお、本作Endless Waltzよりもはるか先を描いた小説版が長らく続いておりいつ完結するんだとファンたちをハラハラさせましたが、なんとか平成内で完結。しかし評判は悪い。なんだよマーズスーツって。
∀ガンダム
時間軸的には宇宙世紀より約1万年後。人類の文明が突き進んだ先、とある事件により地球の文明レベルがリセットされ、産業革命・真空管全盛期の時代。
そこに旧人類の超技術を擁する月の人々が「 地球に帰りたい 」とコンタクトをとってきてわちゃわちゃする物語。
日本のかぐや姫もモチーフにしつつ、当時国際的な問題となっていたユダヤ人らによるイスラエル建国、そして中東戦争がモデルとなった作品です。
どこかのんびりした牧歌的な作風と、工業デザイナーのシド・ミード氏による斬新すぎる「 おヒゲガンダム 」が話題になった作品でもあります。
なお、作中で出てくる黒歴史は今でもよく使われる「 なかったことにしたい昔のこと 」のスラングとして使われています(∀より前から使われたとする説もあり)。
G-SAVIOUR
ガンダムシリーズ初の実写映像作品。アメリカと日本の合作による映画。
実写作品でいえばレディープレイヤー1にファーストガンダム、パシフィックリム2にユニコーンガンダムなどゲスト登場はありましたが、あとにもさきにもガンダム自体の実写作品は本作Gセイバーのみ。多分。
(ケツアゴシャアのことは忘れてくれ頼むから)
当初からゲームなどメディアミックスを念頭に制作されており、ゲームも発売されました。残念ながらどちらも出来映えが微妙で、シリーズ全体を通して不評です。
しかしUC0223年時点での出来事を描いており、いまのところ宇宙世紀年号のなかではもっとも未来の出来事を描いた作品。
機動戦士ガンダムSEED
21世紀入って初のテレビシリーズ。ファーストガンダムをオマージュしたストーリーラインで新世代のガンダムが描かれていきます。
非宇宙世紀のアナザーガンダムで年号はコズミック・イラ。
遺伝子テクノロジーにより通常の人間よりも各段に優れた能力を持つ「 コーディネーター 」らが住むコロニー国家 プラントと通常の人類「 ナチュラル 」による地球連合との戦いを描きます。
テーマとして反戦・反差別がかなり前面に押し出された作品。人気度も高く、見事に若い世代を取り込むことに成功。外伝作品やMSVも多く展開されました。アナザーガンダムものなのに。
アニメガンダムで初めてベッドシーン(事後)を描き、昼ドラ並みのドロドロ展開をみせたことでも話題になりました。深夜アニメでもないのに。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
SEEDの続編。はじめは新主人公を中心にストーリーが進むも、途中から前作SEEDの主人公キラ・ヤマトもガンガン登場。
「 キラが主人公を食った 」とよく言われますが、監督の福田己津央氏はひとつの物語を3つの視点から描くことに挑戦したかったとしており、もともとキラ・ヤマト、シン・アスカ両名が主人公だったと表明。
もう一人はアスランでいいのかな……?
SEEDでは微妙だった量産機も、ザクなどファーストガンダムのジオン軍機をベースにしたことですごくカッコよく。
そしてゲロビームがどんどん増える。
機動戦士ガンダムMS IGLOO
一年戦争を駆け抜けたジオン軍の新兵器試験運用部隊の奮闘を描いた全編3DCG作品。
ジオン脅威のメカニズムがふんだんに出てくる、ジオン好きにはたまらない作品です。
制作にはかなり気合が入っており、CGのクオリティも高い。
機動戦士ガンダム00
まだまだ技術が未熟で宇宙にも進出し始めたくらいの西暦2307年を描きます。非宇宙世紀のアナザーガンダム、ダブルオー。
地球上の各国はモビルスーツこそ持っていますが、まだまだ実弾兵器で撃ち合ってるような時代。
たった4機と1隻の戦艦が、ビーム撃つわ空飛ぶわ圧倒的な性能で各国に「 ケンカしたら殺す 」って宣言。実際に戦争や紛争が起これば現れてケンカ両成敗するように。
設定がどことなくWガンダムとダブる。00は4人だけど。ロックオン兄貴が超カッコいい。序盤は控えめだけど、後半になるにつれゲロビームが増えていきます。
「 俺がガンダムだ 」という名台詞を生み出した作品でもあります。
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン
00のその後を描く続編。
再び結集するソレスタルビーイングと、Zガンダムのティターンズ的な組織、イノベイターなる謎の存在との戦いが描かれていきます。
西暦ロマンにゲロビームの嵐!
ちなみにガンダム00は「 ダブルオー 」ですが、表記上はアルファベットのオー(O)ではなく数字のゼロ(0)を使います。
間違えるとダブルオー警察にフルボッコにされるので注意。
機動戦士ガンダムMS IGLOO2 重力戦線
人気を博した3DCG作品、MS IGLOOの続編。といっても前作の続きではなく、連邦軍側視点かつ地上戦でのお話。
連邦軍の一兵士としてザクに挑む絶望感が半端じゃない。
機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
00 セカンドシーズンのその後を描く劇場版。来るべき対話の瞬間がついにやってきます。
地球人類ではなく宇宙人が敵なのはガンダム史上初。
ゲロビーム、ゲロビーム、そしてゲロビーム。
機動戦士ガンダムUC
小説版を原作に劇場版アニメ化されたアニメシリーズ。キャッチコピーは「 ーそれは、可能性の獣 」。
ユニコーンガンダムとラプラスの箱を巡り、ネオジオン残党 フルフロンタルとの戦いラプラス事変を描いた物語。
逆襲のシャアより3年後の宇宙世紀0096を描き、再び宇宙世紀ブームを呼び起こした作品でもあります。
初期のアムロ・レイを思わせるどこかバタくさい主人公バナージ。赤い彗星の再来と呼ばれる仮面の男。成長したミネバ・ラオ・ザビ。某クローントゥエルブ。
ファーストガンダム~ZZガンダムやOVAなどに登場した機体が多く登場し、宇宙世紀好きにはたまりません。あとフルアーマーユニコーンガンダム超かっけぇ!
のちに編集し直したTVアニメ版が放映されています。
ガンダムビルドファイターズ ビギニングG
ガンプラ30周年を記念して制作されたショートアニメ3編。作ったガンプラを動かして戦う、新しい世界観。
これらの設定はのちにテレビシリーズ化されるガンダムビルドファイターズのベースとなりました。
機動戦士ガンダムAGE
3代に渡り親から子へ、そして孫へ受け継がれる戦いの系譜。
キャッチコピーは「 三つの運命が 歴史になるー 」
イナズマイレブンや段ボール戦記で人気を博した日野 晃博氏を脚本・シリーズ構成として迎え、高齢化するガンダムファン層に新しく子供を迎え入れるべく制作。
特に終盤、あからさますぎるほどに新規機体や武装が出まくり、ガンダムファンらからは「 そんなに玩具を売りたいか 」と批判を集めました。
商業的にどうだったか結果は訊いてはいけない。
ガンダムビルドファイターズ
ビギニングGの設定をもとに、どちらかといえば今に近い世界観の未来でガンプラを作って戦う少年たちを描いた物語。
ガンダムネタを髄所にブッ込んでおり多くのファンたちをして「 ツッコミが追い付かない 」と言わしめました。
終盤の23話のガンプラ祭では多くの作品からガンダム世界のキャラクターたちが見切れる形で登場。
なかにはバーニィとクリス、ハサウェイとクェスがデートをしていたり遊具で遊ぶミネバをハマーンが見守っていたり非業の死を遂げた強化人間や悪役たちも祭りを楽しんでいたり、多くのガンダムファンを涙ぐませた。
そしてベアッガイIII(べあっがいさん)によりアッガイの人気が再確認された作品でもあります。
ガンダムビルドファイターズトライ
ビルドファイターズの続編。ただし、主人公ら主要キャラクターは刷新されている。
個人的にギャン子さんが好き。
ガンダム Gのレコンギスタ
「 ベルリ様 御一行によるスケールのデカい社会科見学 」などと酷評されたり会話やセリフが難解な点も多々ありますが、個人的にはすごく好き。素晴らしい作品かと。∀ガンダムのような牧歌的な感じとか。
本作で舞台となるのはR.C.1014(リギルド・センチュリー)。宇宙世紀から∀ガンダムに向かう途中で、すでに宇宙世紀は遠い過去。
地球上の人々は技術や宇宙の情報、過去の歴史が制限されており、宇宙エレベーター大事。そして月や外宇宙にはそれぞれ高い技術力を持った組織があって。世界観がなんとなく∀ガンダムに似てます。
なお、公式設定では∀よりも前で黒歴史に含まれるとされていたのに富野監督が本編放送終了後、Gレコは∀ガンダムの500年ほどあとの話と爆弾発言(2015年8月に配信された「 夜のGレコ研究会 ~富野由悠季編~ 」にて)。
公式設定上ではGレコのあとが∀ガンダムとされていたし、実際制作陣もそう考えていたらしく作中の説明とも矛盾。むちゃくちゃなことに。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
もともとはファーストガンダムをコミカライズした漫画版。コミカライズ版のキャッチコピーは「 誰もが待っていた。これが本当のガンダムだ 」。
それを劇場版アニメとして映像化。キャスバルとアルテイシアの幼少期から始まり、サイド3のジオン公国として独立、キャスバル・レム・ダイクンがいかにしてシャア・アズナブルとなったか、レビル将軍が捕らわれたルウム戦役……
と、シャアを中心にアニメファーストガンダム直前までのストーリーを大胆にアレンジしながら描いています。
ちなみにマンガ版はアニメファーストガンダムの部分、シャアのサイド7襲撃とアムロとガンダムの出会いからア・バオア・クー決戦までの部分も含めて描かれています。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
文明的に一度滅びかけたあとの世界で、世界を救ったのはかつてたくさん存在した「 ガンダム 」だとされている世界観。
そんな世界で「 ヒューマンデブリ 」と蔑まれる孤児少年兵たちが成り上がっていく物語。主人公ミカの容赦なさっぷりが半端じゃない。
世界観的にビーム兵器はほとんど登場せず、実弾銃や鈍器での殴り合いがメイン。金属と金属とのぶつかりあい感が好きな人にオススメ。
ヒロインのクーデリア、アトラ、クッキー&クラッカー姉妹が可愛い。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ2期
止まるんじゃねーぞ。
機動戦士ガンダムサンダーボルト DECEMBER SKY
一年戦争、連邦のエースパイロット(ジャズ派)とジオンのエースパイロット(ポップス派)がそれぞれの立場のために戦う劇場版アニメ。
作画。戦闘シーンの映像美。音楽センス。機体のカッコよさ。すべてが半端じゃない。
サイコザクマジカッコいいッス。もともとは数話に分けて公開されたアニメを一本の映画としてまとめた作品です。
機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影
ガンダムUCで描かれた事変から数か月後のお話。
映像作品としては超短く、どちらかといえば小説の方がメイン。
機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER
サンダーボルト DECEMBER SKYのその後を描く続編。確執を持つ二人が今度は地球で相まみえることに。
水陸両用モビルスーツがたくさん出てくる。なんなら水中用MA グラブロも私得仕様。
そしてアッガイってこんなに強いの!? と驚くこと間違いなしの一本。
っていうか両主人公の操縦技術がヤバすぎて怖いレベル。本当にオールドタイプかよ。
機動戦士ガンダムNT
NTはナラティブの略。ガンダムUCの1年後を描いており、UCの面々もふんだんに登場します。
UC好きは見逃せません。個人的ハイライトはバナージ。生きとったんかワレェ!
ガンダムビルドダイバーズ
ガンダムビルドシリーズの3作目。ですが、ビルドファイターズ、ビルドファイターズトライとは直接的なストーリーのつながりはなし。
ガンプラを物理的に動かすのではなく、作ったガンプラをオンラインゲーム上で動かす形に。
平成最後の地上波放送はGガンダム!
なんと、平成最後に地上波放送されるガンダムはGガンダムとなりました。
最新シリーズで言えばガンダムビルドダイバーズ、劇場版で言えばNT(ナラティブ)。
しかし放送されるのはGガンダム。ゴッドです。熱い!
しかも4月30日放送されるのは第12話「 その名は東方不敗!マスター・アジア見参 」。ドモンの師匠、マスター・アジアが初登場する熱い回です!
最後の最後をひくとはさすがGガンダム。さすがドモン。さすが師匠。
平成最後の! ガンダムファイト・レディィィィゴォォォォォォォ!!!
テレビアニメ版ORIGINが猛追するも
実はガンダム史上初、NHKでテレビアニメ放送が決まっていました。
平成滑り込みで4月末頃から放送すると公表されていましたが、結局初放送は4月29日 月曜日(日曜日深夜、日付変わって月曜日)。
東京MXで放送中のゴッドガンダムが火曜日放送。つまり4月30日に放送され、やはり平成最後のガンダムはGガンダムに……
まとめ:平成ガンダム作品一覧
平成から令和への時代の節目にガンダムシリーズも誕生から40周年を迎え、まだ映像化されていなかった話も次々と映像化。
これら劇場版やテレビシリーズのORIGINももちろん、まだ発表されぬ新作、初の令和ガンダムも楽しみですね。
令和とともに、駆け抜けろ! ガンダム!
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