【アベンジャーズ】四次元キューブの所在と時系列まとめ

2021年8月24日

四次元キューブはアベンジャーズシリーズ(MCU)を語るにおいて外せないキーアイテムのひとつ。

もっとも早くに登場し、またもっとも多く登場したインフィニティ・ストーンでもあります。

MCU最新作にあたるキャプテン・マーベルにも登場するなど登場回数が多いうえ、時系列的に過去の話しでもたくさん登場。

出過ぎているために、却って四次元キューブとは一体なんなのか、どこにあったのか&なぜそこにあるのか所在のイメージがイマイチつかみきれない方も多いのではないでしょうか。

四次元キューブとはなにか、そしてその所在を時系列を追ってまとめます。

※アベンジャーズ4 エンド・ゲームをふくみ、2019年4月までに公開されたシリーズ各作品の微ネタバレを含みます。

四次元キューブとは?

四次元キューブは6つあるインフィニティ・ストーンのひとつ、スペース・ストーンを内包する青く光る立方体です。

別名、コズミック・キューブ、テッセラクトなととも呼ばれます。

なかにあるスペース・ストーンの力により遠く離れた場所をつなぐゲート作り瞬間移動することが可能。

神々の国アスガルドの虹の橋(ビフレスト)でも決まった9つの世界しか行き来できないことを考えると、四次元キューブのパワーがいかにスゴイものかわかるでしょう。

とんでもないパワーを内包しているため、人間が素手で触ると思わぬワープをさせられ二度と戻れなくなることも。

実際、キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャーではレッドスカルが不用意に触ってしまい、ヴォーミアに飛ばされています。

また、事故によりアベンジャーズ史上最強ヒーローとなったキャプテン・マーベルの力の根源も、元をたどれば四次元キューブにあります。

四次元キューブの時系列&所在

宇宙誕生とインフィニティ・ストーン:
/ ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

スペース・ストーンを含む6つのインフィニティ・ストーンは宇宙の誕生、ビッグバンとともに生まれたとされています。

起源については、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー作中でコレクターが語っています。

いわく、6つの特異点が爆発することで宇宙が生まれ、その6つの特異点に発生した膨大のエネルギーの結晶が6つのインフィニティ・ストーンであると。

スペースストーンも宇宙の誕生とともに生まれたとすれば、一般的にビッグバンが起こったとされる約138.2億年前に生まれたと思われます。

北欧神話時代の地球:
/ マイティー・ソー

こまかい経緯は不明ですが、遥か昔神話の時代にはアスガルドの王オーディンが四次元キューブを所持

その頃、ヨトゥンヘイムが古代のミッドガルド(地球)に侵攻。これを撃退したオーディンは、四次元キューブを地球に残して去ります。マイティー・ソー(2011年公開)で過去の出来事として描かれています。

四次元キューブとは関係ありませんが、MCU世界の北欧神話はこの戦いを元に語り継がれることで生まれました。

1942年頃(第二次世界大戦時代):
ヒドラが教会から強奪 / キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー

その後、長らくノルウェーの教会に隠されてきた四次元キューブを、第二次世界大戦時にヒドラが強奪

紆余曲折あって四次元キューブは爆撃機から海に落ち、キャプテン・アメリカは自分ごと爆撃機を墜落させ、海の底に。

その後、アイアンマン トニー・スタークの父ハワード・スタークが四次元キューブを発見。アメリカ側に渡ります。

この辺りの経緯はキャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年公開)で描かれています。

ちなみに、このときヒドラのレッドスカルが四次元キューブを素手で触ってしまい消滅。長らく生死と行方が知れずにいましたが、アベンジャーズ3 インフィニティ・ウォーで再登場しました。お前そんなところに飛ばされてたんかーい。

この辺りの詳しい経緯は下記リンクにて。

1970年:
シールドの施設で保管 / アベンジャーズ4 エンド・ゲーム

四次元キューブがシールドの施設にて保管されている場面がアベンジャーズ4 エンド・ゲーム劇中で描かれました。

この施設にはハワード・スタークもおり、単にアメリカ軍の施設なわけではなくシールドの施設だったことが伺えます。

ただ、映画キャプテン・アメリカ2 / ウィンター・ソルジャーやドラマエージェント・オブ・シールドをご覧になっている方ならご存知かと思いますが、もとよりシールド自体、ほとんどヒドラに乗っ取られた状態だったわけですが。

1990年代:
マー・ベルのラボにて確保 / キャプテン・マーベル

どのような経緯で四次元キューブの存在を知ったかは不明ですが、クリー人のマー・ベルが四次元キューブに目をつけ、地球人ローソン博士としてアメリカ軍に潜入。

光速エンジンの開発にそのパワーを利用するため、シールドやアメリカ軍からで貸してもらう形で研究します。

このとき四次元キューブは軌道上のマー・ベルのラボ(宇宙船)に隠されていました

その後、四次元キューブを巡る宇宙船内での戦いの最中、宇宙でも有数の危険な生き物、猫(グース)の保護下に。

そのグースをニック・フューリーが確保。のちに四次元キューブは吐き出され、シールドの手元に渡ります。この際の悲劇的な出来事により、フューズは片目を失うことに。

映画キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャーで語られた「 最後に人を信用したとき、俺は目を失った 」悲劇です。

ちなみに、光速エンジンをめぐる事故のせい(おかげ?)でキャプテン・マーベルことキャロル・ダンバースはスーパーヒーローとしての力を手に入れています。

光速エンジンには四次元キューブのパワーが含まれているので、キャプテン・マーベルの力はスペース・ストーン由来のものといえます。

2011年:
シールドの施設で研究 / マイティー・ソー

マイティー・ソーのエンドロール後に流れるポストクレジットシーンで、シールドの長官となっていたニック・フューリーはセルヴィク博士をシールドの施設に呼び、四次元キューブの研究を依頼します。

四次元キューブの力を利用するため調査するプロジェクト「 ペガサス計画 」です。

ニック・フューリーとしてはキャプテン・マーベルの事件で知った宇宙の脅威に備えるため、四次元キューブの力(キャプテン・マーベルの力)をコントロールすることは急務だったのでしょう。

このとき傍らにセルヴィク博士の傍らにはロキが立っており、セルヴィク博士と同時に「 調べてみる価値はある 」とつぶやいています。

ロキが四次元キューブの在り処を知ることにより、ストーリーがアベンジャーズにつながるわけです。このときセルヴィク博士が操られているような演出があるのもアベンジャーズでの彼の立ち位置を暗示しているのでしょう。

2012年:
ロキによる強奪とニューヨーク決戦 / アベンジャーズ

「 日本よこれが映画だ! 」(ドヤッ)

いよいよ多くのヒーローと伏線が集まるアベンジャーズに突入です。

シールドの研究施設に現れたロキが四次元キューブを強奪

マインド・ストーンがついたセプターでセルヴィクを操り、四次元キューブを利用した装置でスタークタワー直上に宇宙につながるワームホールを作成。

チタウリの大群が地球侵攻のためなだれ込むも、ロキは急遽結成されたアベンジャーズに敗れボロ雑巾に。

四次元キューブはロキの身柄とともにアスガルドへ移送されます。

四次元キューブ、ロキが手に入れた時点でサノスがセプターとともに取り上げればよかったのですが、ロキのくだらない復讐心のために両方とも失う結果に。椅子温めてる場合じゃないよサノス。もちっと頑張れよサノス。

なお、アベンジャーズ4作目のエンドゲームではこのときトニーのミスとハルクのナイスアシスト(?)によりロキが……

ボロ雑巾の直後にあんな目に遭うことになろうとはロキも思ってもいなかったことでしょう。

なにが起こったかはアベンジャーズ4 エンドゲーム、スピンオフドラマ ロキでお楽しみください!

2017年:
アスガルド崩壊時にロキが持ち出す / マイティー・ソー3 バトルロイヤル

父王オーディンの死により現れたソー&ロキ兄弟の姉、死の女神 ヘラ。めちゃくちゃ強い。

スーパーサイヤ人化したソーでも敵わず、民を守るための苦肉の策として一度倒した炎の悪魔 スルトを復活させ、その業火によりアスガルドは崩壊。まさにラグナロクです。

誰だよ邦題のサブタイトル バトルロイヤルに変えたやつ。あとレディー・シフどこいった。

このアスカルド崩壊の際、ロキが宝物庫にあった四次元キューブをこっそり持ち出しています。これがのちに悲劇を招くことになるとも知らず。

ちなみに本作で一番ショックだったのはソーがジェーン・フォスターとの関係をさらっと終わらせたこと。ナタリー・ポートマンもっと見たかった……

2018年:
強奪と虐殺 / アベンジャーズ3 インフィニティ・ウォー

マイティー・ソー3 バトルロイヤルのポストクレジットシーンからそのまま続き。ソー / ロキ / ハルクらが脱出のために乗りこんだ宇宙船がサノスの巨大戦艦サンクチュアリIIの襲撃に遭遇。

抵抗むなしくサノスらに敗れ、ロキは隠し持っていた四次元キューブをサノスに差し出します。

そして四次元キューブはサノスの手によって砕かれ、取り出されたスペース・ストーンは左手のインフィニティ・ガレットへ。

これが悲劇の序曲となりました。そしてヴァルキリーどこいった(実はヴァルキリーはアスガルド民の半数を連れて逃げてた)。

まとめ:MCUアベンジャーズシリーズ 四次元キューブの所在&時系列

四次元キューブ、最後にサノスに奪われるまではアスガルドとミッドガルド、つまり地球の間をいったりきたりしているだけですね。

っていうかインフィニティ・ストーンが常にふたつ以上あった地球、そんなんでよく平穏無事に21世紀を迎えられたなオイ。

ちなみに、ヴァルキリーはアベンジャーズ3 インフィニティ・ウォーの冒頭シーンでは一応生きてるらしい。

現状指パッチンのあとは不明だけど、アベンジャーズ4での再登場の可能性有りとのこと。アベンジャーズ4 エンド・ゲーム、楽しみです。