映画X-MENシリーズの時系列・歴史をわかりやすくまとめ
アメコミも実写映画も大人気のマーベルX-MENシリーズ。
しかし、実写映画版のX-MEN: フューチャーアンドパストのラストシーンを観て混乱されている方、多いのではないでしょうか。
今回はそれらの混乱を解くべく、X-MEN: フューチャー&パストではなぜあのようなラストを迎えたか、そして映画X-MENの歴史がどうなっているのかを時系列を交えて徹底解説します。
当然ですが各映画本編のネタバレを含みます。映画をまだご覧になっていない方は注意。
フューチャー&パスト上で歴史がリセットされている
現代編を演じた初期キャストと過去編の新キャストが一堂に会することで人気のX-MEN: フューチャーアンドパスト。
この劇中でウルヴァリンが意識を過去に飛ばして歴史を改変したことにより、X-MEN1からX-MEN: ファイナルディシジョンまでの出来事はなかったことにされたのです。
初代映画X-MENからX-MEN3に当たるファイナルディシジョンまでの歴史がA時間軸とすると、フューチャーアンドパスト作中でウルヴァリンが過去を変えたことで1973年の時点から別歴史のB時間軸に分岐したイメージです。
そのためフューチャー&パストの未来パートの出来事とスピンオフのウルヴァリン: X-MEN ZERO、ウルヴァリン: SAMURAIの出来事もなかったことになっています。
以下、それぞれの時間軸での時系列をまとめます。なお、総数が多すぎるため上記画像では省略しましたが、デッドプールも一応映画X-MENと世界観を共有するシリーズ作品です。
A時間軸の時系列(主に現代~未来・初期キャスト)
タイトル | 年代設定 |
---|---|
ウルヴァリン: X-MEN ZERO | 1845年~1979年 |
X-MEN: ファースト・ジェネレーション | 1962年 |
X-MEN | 2000年代初めごろ |
X-MEN2 | 2000年代中ごろ |
X-MEN: ファイナル・ディシジョン | 2000年代末ごろ |
ウルヴァリン: SAMURAI | 2013年 |
X-MEN: フューチャー&パスト(未来パート) | 2023年 |
こうやってみるといたってシンプルですね。もともと映画X-MENの現代編は3部作を予定しており、初代X-MEN~X-MEN: ファイナルディシジョンまでがその3部作に当たります。
フューチャー&パストはファースト・ジェネレーションを第1部とする過去編3部作の第2部扱い(過去編第3部がアポカリプス)。
B時間軸の時系列(主に過去・過去編キャスト)
タイトル | 年代設定 |
---|---|
X-MEN: ファースト・ジェネレーション | 1962年 |
X-MEN: フューチャー&パスト 過去パート | 1973年 |
X-MEN: アポカリプス | 1983年 |
X-MEN: ダーク・フェニックス | 1993年 |
デッドプール | 2016年 |
デッドプール2 | 2018年 |
X-MEN: ダーク・フェニックス | 1993年 |
X-MEN: フューチャー&パスト ラストシーン | 2023年 |
ローガン | 2029年 |
フューチャー&パストを含む過去編も3部作としてアポカリプスで終わりとなる予定でしたが、シリーズの人気を受けてかダーク・フェニックスが製作されました。
ちなみにスピンオフのウルヴァリンシリーズもX-MEN ZERO、SAMURAI、B時間軸のローガンを含めて3部作となっています。
ほかスピンオフ映画も予定されていますが、今後公開される映画はすべてB時間軸での出来事を描いたものとなります。
過去を変えることによりX-MEN1~3の歴史がなかったことに
フューチャーアンドパストのラストシーンで、X-MEN3: ファイナルディシジョン劇中で死んだはずのサイクロプスやジーン・グレイが生きていることに混乱した方も多いのではないでしょうか。これがB時間軸の未来の姿です。
フューチャーアンドパストでウルヴァリンが過去に介入し、過去が変わった結果、X-MEN3: ファイナルディシジョンで描かれた悲劇的な出来事は起こらずサイクロプスもジーン・グレイも死なずに済んだのです。
ちなみにフューチャー&パストでウルヴァリンの行動が変わったため、ウルヴァリン: X-MEN ZEROで描かれる予定だった出来事もなかったことになっています。
アダマンチウムを埋め込まれることは変わりがなかったようですが、ストライカーとの出会い方や巨大ダム基地からの脱出の経緯と時期に違いが出ています。ウェポンXIと兄貴はどうなったんだろう。
ファースト・ジェネレーションだけははフューチャー&パストで改変される前に起きているためA時間軸とB時間軸で変化なく同じことが起こっています。
X-MEN: アポカリプス以降もローガンもB時間軸
その後続編として製作されているローガンもX-MEN: アポカリプスも、フューチャー&パストで改編されたB時間軸における歴史での出来事を描いています。
アポカリプスの続編となるX-MEN: ダークフェニックスやそのほか予定されているいくつかのスピンオフ企画も、B時間軸での出来事となるでしょう。
ちなみにプロフェッサーXがハゲた理由はX-MEN:アポカリプスの作中で明かされます。
改編されていないX-MEN1~X-MEN3:ファイナルディシジョンでもプロフェッサーXはハゲていたので、経緯はどうあれA時間軸の世界でもアポカリプスの復活自体はあったのかもしれません。
まとめ:映画X-MENシリーズの時系列・歴史をわかりやすくまとめ
- フューチャー&パストの過去パートでウルヴァリンが過去を変えたため、新たな時間軸が生まれた。
- X-MEN~ファイナルディシジョン、ウルヴァリン: X-MEN ZERO、ウルヴァリン: SAMURAIで描かれた出来事がなかったことになった。
- 新しい時間軸での出来事はアポカリプス、ダーク・フェニックス、ローガン(+デッドプール)で描かれている。
時間軸の話してると世界線がどうとか言い出すマッドサイエンティストが湧きそうなところ。
にしても、X-MEN: フューチャー&パストはシリーズのリブート&新旧キャストの交代劇としてはとても斬新なやり方ですよね。作中の演出といい天才だと思う。
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