フューチャー&パストのラストシーンの意味【映画X-MEN】

2019年8月29日

映画X-MENシリーズでも屈指の名作を名高いX-MEN: フューチャー&パスト

過去編と現代編の初期キャストが一堂に会し、しかも友であり宿敵プロフェッサーXとマグニートーが過去・未来ともに共闘。映画X-MENファンにとってこんなに嬉しいことはない熱い展開です。

ただ、タイムトラベルものならではの分かりにくさがありますよね。特にラストシーンには説明不足な感があり、意味がイマイチ飲み込めない方も多いかと思います。

死んだはずの人物たちが生きていた理由

映画X-MENフューチャーアンドパスト

http://igeekable.comより ©Twentieth Century Fox Film Corporation./Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.

死んだはずのミュータントたちがラストシーンで生きてる!

まず、X-MEN3にあたるX-MEN: ファイナルディシジョンで劇中で死んだはずのジーン・グレイとサイクロプスが生きていた理由から。

フューチャー&パストのラストシーンはウルヴァリンが平和な様子の「 恵まれし子らの学園 」で目覚め、チャールズ(プロフェッサーX)と会話する流れです。

フューチャー&パスト冒頭で描かれた未来であれば「 恵まれし子らの学園 」がすでにないであろうことも容易に想像がつきますが、目覚めたウルヴァリンは悠々と学園内を歩いているし、こともあろうか死んだはずのジーン・グレイやサイクロプスにも出会っています。

映画X-MENの時系列はフューチャー&パストでリセットされた

映画X-MENの時系列はフューチャー&パストでリセットされた。

これはフューチャー&パストの劇中でウルヴァリンが過去を改変し、その後の歴史でX-MEN: ファイナルディシジョンで描かれたの出来事自体が起きなかったためです。

X-MEN: ファイナルディシジョンの出来事が起こらなければ当然、ジーン・グレイやサイクロプスが亡くなることもありません。だから普通に生きていたのです。

現状、まだダーク・フェニックスなど続編が製作・公開されている段階のため細かい部分は不明ではありますが、

  • ミスティークが大統領暗殺をやめたことにより、世間のミュータントへの見方が変化(フューチャー&パスト)
  • プロフェッサーXとマグニートーの共闘と改心(アポカリプス)

主にこの2点によりX-MEN: ファイナルディシジョンの悲劇に至らなかったものと推察できます。

マグニートーが人類への憎しみを捨てたのであればX-MENやX-MEN2で描かれた出来事もなかったことでしょう。この2作でマグニートーの腹心だったミスティークもフューチャー&パスト過去パートやX-MEN: アポカリプスではどちらかといえばチャールズ側についていますし。

ストライカーの存在があるため火種が全くないわけではありませんが、いずれにせよフューチャー&パストのラストシーンからX-MEN: ファイナルディシジョンの悲劇は回避され、恵まれし子らの学園で学ぶミュータントらが迫害を受けるような状況には陥っていないことは確認できます。

もちろんセンチネルが開発されていないので、フューチャー&パストの未来パートでセンチネルの攻撃により死亡したストームやマグニートーら多くのミュータントも生存しているはずです。

(ただ、実際にラストシーンで登場はしていないためそこに至るまでに別の原因で死亡している可能性有り)

ラストシーンでウルヴァリンが突然目覚めた理由

ラストシーンで目覚めたとき、ウルヴァリンは状況が読めず大層面食らっていました。

それもそのはず、彼は1973年の過去パートラストに水に沈んで以降意識がなく、気づけばいきなり恵まれし子らの学園。ジーン・グレイとサイクロプスは生きてるし、チャールズは青年じゃなくてじじいだし。混乱しても仕方がありません。

このときウルヴァリンが目覚めたのはフューチャー&パスト未来パートで意識を飛ばしたのと同じ2023年です。彼の意識が過去に飛ばされたのが2023年なので戻ってくるのも2023年のはず。でもその2023年の様子がウルヴァリンの知るものとあまりにもかけ離れていた。だから彼は面食らっていたのです。

その間ウルヴァリンがどんな状況だったかは不明ですが、恐らく初期のX-MENと同じく、記憶喪失の状態でチャールズに保護されたのでしょう。

このチャールズはB時間軸、つまりフューチャー&パストの過去パートで登場し、未来から来たウルヴァリンに協力したチャールズです。しかしウルヴァリンを発見し保護したしたとき、彼が未来から来て世界を救ったことを記憶していなかったため、多少落胆したのかもしれません。

が、2023年に「 かつて仲間だったウルヴァリン 」が戻ってきたことで、ようやく彼の偉業について語り合えると喜んだことでしょう。

まとめ:フューチャー&パストのラストシーンの意味

  • フューチャー&パストのラストシーンでウルヴァリンは2023年の恵まれし子らの学園で目覚め、死んだはずの登場人物も生きている。
  • ウルヴァリンが過去を変えたためX-MEN: ファイナルディシジョンやフューチャー&パストの未来パートでの事件がなかったことになったため。
  • ウルヴァリンがいきなり目覚め途中の記憶がなかったのは、2023年に過去へ飛ばした彼の意識が新しい未来の2023年に戻ったため。

ちなみにウルヴァリンはフューチャー&パストの過去パートで行動が変わったためウルヴァリン: X-MEN ZEROもなかったことになっています。といっても若きストライカーが水に沈んだウルヴァリンを引き上げるシーンがあるので、結局は……という感じですが。

(このおかげでデッドプールが単独映画化されても一応、矛盾はなくなりました。)

なお、フューチャー&パスト過去パートの続編、X-MEN: アポカリプスでのカメオ出演(ゲスト出演)と、フューチャー&パストラストシーンから6年後を描く映画ローガンでウルヴァリンの過去と未来、それぞれでのその後を知ることができます。

特に映画ローガンは「 ウルヴァリン 」ローガン役のヒュー・ジャックマン、初期「 プロフェッサーX 」チャールズ・エグゼビア役パトリック・スチュワートのX-MENシリーズ卒業作でもあります。

まだ鑑賞されていない方はぜひ。