ゴアの娘ラブはなぜ神の力を持っていた? – マイティー・ソー ラブ&サンダー
本記事は映画マイティー・ソーシリーズの4作目、ラブ&サンダーのネタバレを含みます。
ラストシーンにも絡むネタバレがありますので、まだラブ&サンダーを観ていない方はご留意ください。
アベンジャーズ エンドゲームあとのソーを描く、マイティー・ソー4作で登場したゴアの娘、通称ラブ。
愛する者たちを失い続けてきたソーに託された、愛の名を冠する娘です。
しかし劇中で残るのが、ただの人間のはずのラブがいかにして神の力を得たか。ちょっとした謎です。
ファンやメディアによって「ラブ」と呼称されるゴアの娘ですが、マーベルの公式としては名前の設定はないとのこと。
原作にもないキャラクターのため正式名称は現状不明です。
とはいえすでに「ラブ」が既成事実のようになりつつありますので、本記事でもゴアの娘=ラブと呼称します。
劇中の演出がヒント
ラブに神の力があるのは「エタニティ」のパワーで構成された身体だから。そりゃあ目からビームぐらい出ますわ。
蘇ったラブがゴアの元に向かうシーンでにヒントがあります。
水面に映ったシルエットこそ少女のものに見えますが、中身は「エタニティ」と同じく宇宙ヴィジュアルでした。
もちろん、中身はちゃんと生き返ったラブなのでしょう。
しかし、この演出はラブを形作る肉体がエタニティそのものと示唆した意図に見えます。
ラブの肉体がエタニティそのものと断じるのはいきすぎとしても、蘇生したのは宇宙規模の力を持つコズミック・ビーイングです。
その影響でスーパー・パワー=神の力を得ていてもなんら不思議はありません。
単純に父ゴアの願いによってラブに神の力が備わった可能性もあります。そもそもがゴアやラブがか弱い人間だったために、神に見捨てられたのが悲劇の始まりでした。
そこで、ゴアはラブが同じ目に遭わないよう、神としての力、つまりスーパーパワーを持って生き返るよう願った、とも考えられます。
ほかにも、ソーがラブに神の力が宿るアイテムをの可能性も。
(ジェーン・フォスターがミョルニルによってマイティー・ソーとしての力を手に入れたように)
ただ、これだと前述の水面に映ったラブの姿がエタニティだった点の説明もつかないし、少々考えにくいですね。
豆知識:ラブはソー役クリス・ヘムズワースの……
なお、ラブを演じたのはソー役のクリス・ヘムズワースの実の娘、インディア・ローズ・ヘムズワースちゃん!
ちなみに、作中で出てきた幼少の頃のソーはクリスの実の息子トリスタンくんが演じています。
さらにちなむと、トリスタンくんの双子の兄弟であるサシャもさらわれたアズガルドの子どもたちの一人として出演。
さらにさらにちなむと、メス狼の上で愛し合った狼女はクリスの奥さんエルサ・パタキー。狼の上で愛し合ったっていうか、プライベートで愛し合ってますねえ。
あとマット・デイモンに目が行きがちだけど、劇中劇の寸劇でソーを演じたのは以前に引き続きクリス・ヘムズワースの実兄ルーク。
ラブ&サンダーはもはやへウズワース家のホームムービー。
マイティー・ソー ラブ&サンダーにゲスト出演したキャスト・スタッフの家族はヘムズワース家だけではありません。
ジェーン・フォスター役のナタリー・ポートマンの息子アレフくん、娘アメリアちゃんも出演。ほかにも監督タイカ・ワイティティ氏のお子さんもさらわれた子ども役で出演しているそう。
見てる分にも楽しい仕掛けですけど、もしかしたら子役の撮影時のコロナのリスクを最低限に抑えるための対策だったのかも?
(とも思ったけど、インディア・ローズちゃんはちゃんとオーディションを通って役に選ばれたらしいからコロナを気にしてのことではない?)
まとめ:ゴアの娘ラブはなぜ神の力を持っていたか
マイティー・ソー ラブ&サンダーを観た知人が、「死んで生き返ったら強くなるとかドラゴンボールかよ」って言っていて、そうじゃないだろうと気になったので記事にしました。
だいたいサイヤ人が強くなるのは死んだらじゃなくて、死にかけて生き延びたらじゃい!
なお、これらはあくまでも推測に基づく考察ではあります。が、あえてあのような描写をした辺り、エタニティの力を内包していると考えるのが妥当かと。
いずれにせよ、今後引き続きラブが登場するようなら、もう少しわかりやすい説明が入るかもしれません。MCU、アベンジャーズシリーズはオリジンやどのようなパワー化を結構大事にしていますから。
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