【ダンまち】ベル・クラネルのアビリティオールSの意味とは? なにがスゴい?

2020年5月15日

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 」の例の紐神ことヘスティアがひた隠しにし、なかなか詳細がつかめない主人公ベルのステイタス。

しかしアニメ第8話 英雄願望(アルゴノゥト)で明かされたベルのステイタスはアビリティがオールSで、ロキファミリアの第一級冒険者らの面々すら驚かせました。

そう驚くものなのか、なにがそんなにスゴいのか。アビリティオールSが意味するところを解説します。

アビリティオールSに驚く理由

オベリオでもトップクラスの実力者が揃うロキファミリアの面々、最高レベルの団長フィンや副団長のリヴェリアですら驚いたベル・クラネルのアビリティオールS

第一級冒険者である彼らがあそこまで驚いた理由は、主に下記のふたつです。

  • 理論上誰でも可能だが、普通はオールSになるまえにレベルアップする。
  • しかもオールSまでたどり着くまでの成長速度が異常に速い。

普通はオールSまで上げられない

アビリティオールSとは5つの基本アビリティがすべて最高値としてカンストした状況。

しかしレベルアップすればアビリティは一度リセットされます。で、問題はそのレベルアップ。

  • 基本アビリティのうちどれがひとつでもD以上。
  • 命を懸け格上の敵を倒すなど「 偉業 」の達成。

「 偉業 」の条件はオベリオやギルドでも詳細が判明しておらず多少曖昧な部分はあるようですが、アビリティはどれかひとつでもD以上であることがレベルアップの条件です。

エルフは魔力が上がりやすくドワーフは耐久が上がりやすいなど、種族によってアビリティの伸び方には差があり、得意なアビリティがSになることはそう珍しいことではありません。

しかし伸びの悪い苦手な部門も含めてアビリティがすべてSになるまでレベルアップせずにいるのは超レアケースなのです。

一応、どんなアビリティでも鍛えれば伸ばすことは可能です。が、種族によって得意があれば不得意もあり、その全てをSまで持って行こうと思ったら気が遠くなるような時間がかかるのでしょう。

そんな苦労をするより、さっさとレベルアップして新しいスキルなどメリットを享受した方が総合的にはプラスに働く。いくら冒険者がロマンとはいえ、わざわざアビリティオールSを狙ってとるほど酔狂な冒険者はまずいません。

ダンまち世界のステイタスにはある基本アビリティは「 力 」「 耐久 」「 器用 」「 敏捷 」「 魔力 」の五つ。

アビリティSは現レベルでの成長限界でそれ以上能力値は上がりません。しかし先述の通りレベル上がるとアビリティは一度リセットされるので、レベルアップ後は再度成長することができます。

ベルが実際にいつからアビリティオールSだったかは不明ですが、レベルアップしたあとはリセットされているので、アニメ一期でアビリティがオールSだったのは割と一瞬だったといえます。

ベルの異常な成長速度

みなが驚いたもうひとつの理由はベル・クラネルの異常なまでの成長の速さ

ロキファミリアの冒険者らは、ベルが以前ミノタウロスに殺されかけて逃げだした新米冒険者として認知しています。

そのベルがたった1か月程度で通常よりも強力なミノタウロスを倒すまで成長したのだからそりゃ驚きます。そして劇中で描かれた通り、冒険者として登録してからひと月半程度でのレベルアップはダンまちの世界・オベリオで最速記録。

本来なら気が遠くなるほどの鍛錬、経験が必要なアビリティオールSを達成したうえでの最速レベルアップ

(この成長の速さは剣姫アイズ・ヴァレンシュタインとの出会いにより発現したレアスキル 憧憬一途 / リアリス・フレーゼのおかげ。しかしそれを知るのはヘスティアのみ)

レベルが違うため一概には比較できませんが、ベルに戦い方を教えた剣姫アイズですらなかなかステイタスが伸びず、レベル5から6になるのに2年もかかっています。

この成長の速さは例の紐を司る女神ヘスティアをもって「 成長ではなく飛躍 」と言わしめています。

アビリティS=絶対的な強さではない

なお、アビリティがオールSだからといってベルがアイズらロキファミリアの冒険者たちより強いわけではありません

先述の通りレベルアップすればアビリティは一旦リセットされ最低値からやり直しです。能力値も一旦0になりますが、以前のレベルで得た能力値は引き継ぎます

たとえばレベル6の剣姫アイズ・ヴァレンシュタインはレベル1~5までで培った能力値+レベル6で上がった分が実際のステイタス=強さ。実際アイズはアニメ1期中にレベル6に上がったばかりでアビリティはHとGばかりですが、それでもレベル5のときより弱くなったなんてことはありません。

ベルもレベル2にレベルアップした際に一旦アビリティ能力値もリセットされ、すべて0に。しかしレベル1時の各アビリティのカンスト値の999。なのでレベル2の能力値が0でも、実際の能力値はすべて999+0=999です。あとはレベル2で経験を積んでいけばさらに能力値は加算されていきます。

ただ、いくらアビリティオールSで最強のレベル1といっても能力値を上げ続けながら複数の偉業を達成してきたレベル5や6より強いとはちょっと考えにくいところ。

アビリティがひとつでもDになった時点での最速レベルアップばかりした冒険者相手ならともかく、ロキファミリアら高レベル冒険者のステイタスを追い抜くのは、いくらアビリティオールSでのレベルアップでもレベル2ではまだ先のことでしょう。

まとめ:アビリティオールSの意味&なにがスゴイ?

  • 理論上アビリティオールSは誰でも可能だが、種族ごとの苦手分野もある&レベルアップのために普通はそこまでいかない。
  • アビリティオールSを達成したうえでひと月半というレベルアップ最速記録を樹立したベル・クラネルの成長速度がスゴイ。

いずれにしても、ベルは理論上レベル2になりたての冒険者のなかでは最高の能力値をもつことに。

そしてこの調子ですべてのレベルをアビリティオールSにしながらレベルアップしていけば、理論上同レベルで最強の能力値を得ることになるでしょう。しかもベルはオールSどころか……

ファイヤーエムブレムガチ勢みたいな育て方をされるベルくん。彼が最後にはどこまで強くなるのか。

そして憧れのアイズとの関係は? ヘスティアの例の紐はどんな構造なのか? 今後が楽しみです!