緑の赤ん坊の正体考察【ジョジョ6部 ストーン・オーシャン】
緑の赤ん坊といえば、ストーン・オーシャンで登場した謎多きキャラクター。
今回はジョジョシリーズ全体でも最大の謎、緑の赤ん坊の正体を考察します。
オレたちはあの赤んぼうの正体ににたどりつくことができるのか?
かなりヘビーなクエスチョンだなこれは…
DIOの骨から生まれた緑の赤ん坊
ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーン・オーシャン 10巻より ©荒木飛呂彦/集英社
彼の骨が「何」をしたいのか…「骨に」任せるのだ!
3部で承太郎らによって倒された後、太陽光によってチリひとつ残さずチリと化したDIO。しかしDIOは、かねてから親交のあったプッチ神父に骨をひとつ渡していました。
プッチ神父はその骨を、スポーツマックスに与えた生物の死体から透明ゾンビを生み出すスタンド能力 リンプ・ビズキットで生き返らせようと試みます。
結果、ホワイトスネイクの手にエグいレベルのダメージを与え、骨は自らの意志を持ったかのようにどこかへ移動し、行方不明に。
その後、DIOの骨は懲罰房棟で32人の囚人たちを植物状にして生命力を吸い取った卵から生まれたのが、緑の赤ん坊です。首の傷を人の血で回復してきたDIOのこと、罪人の命も美味しくいただいたに違いない。
馴染む、馴染むぞジョッリィヒヒィィ〜〜〜〜ン!って感じ?
「植物状にした」点が緑の赤ん坊の正体を考察するにあたって結構重要。
なんせ緑の赤ん坊の元となったのはDIOの骨でると同時に、第1部の主人公、ジョナサン・ジョースターの骨でもあるのですから。
緑の赤ん坊の正体は?
ジョジョの奇妙な冒険 ジャンプコミックス 5巻より ©荒木飛呂彦/集英社
結論からいえば、緑の赤ん坊の正体は公式でも特に明かされていません。
が、緑の赤ん坊が見た目が植物系だったり生まれるとき人間を植物にして取り込んだことには説明がつきます。
緑の赤ん坊はDIOの生まれ変わりであると同時にジョナサン・ジョースターの生まれ変わりでもあるのです。
まず、そもそもDIOの身体(ボディー)はジョナサン・ジョースターから乗っ取ったもので、DIO成分は首から上だけでした。その骨から生まれた緑の赤ん坊は、物質的にはジョナサン・ジョースター。
(ジョセフの血で馴染んじゃったからDIO成分も濃そうだけど)
だから背中にジョースター家の証、星形のアザもあったし、徐倫の星形のアザを見て興味を示したのです。
命を吸って
植物はジョースター家血族の証!
ジョジョの奇妙な冒険 ジャンプコミックス 13巻より ©荒木飛呂彦/集英社
で、ジョースター家って植物成分強いんですよ。
ジョナサンの息子ジョセフのスタンド能力はいわずもがな、なまっちょろいイバラの隠者の紫(ハーミット・パープル)。
ジョナサンの孫娘、ホリィも背中に植物状のスタンドが発現していました。ちなみに使いこなせていたら回復系の能力だった設定とか。
承太郎、仗助、徐倫ら主人公勢は基本的に近距離パワー型ですけど、それとは別に、ジョースター家の血統は植物系のスタンドが発現する血筋っぽい。
(植物ではないけど、徐倫のストーン・フリーの能力が糸なのもイバラに近い感じある)
そういう意味では、ジョナサンの骨から生まれた赤ん坊が植物状なのは腑に落ちる話。
ちなみに、ジョナサンのスタンドがジョセフと同じハーミット・パープルなのは公式設定。
実は第3部の序盤、DIOがどうみてもハーミット・パープルなスタンドを使ってジョセフたちを念写してるんですよね。
いやいや、DIO様がそんななまっちょろいスタンド使うわけないと思うじゃん?
???「使っちまうんだなぁ! これが!」
その辺の細かい事情は下記記事でどうぞ。
緑の赤ん坊はDIOとザ・ワールドの代わり
で、星型のアザに興味を示し一度は徐倫になついたかに思えた緑の赤ん坊でしたが、結局はプッチ神父の手に墜ちることに。そしてDIOとザ・ワールドの代わりとして、プッチ神父が天国を創る材料となりました。
承太郎が読んだDIOの手記によれば、天国を創るのに必要なのは『わたしのスタンド』、信頼できる友、『極罪を犯した36名以上の魂』、『14の言葉』、スタンドを一度捨て去る『勇気』。
そのうち『わたしのスタンド』=DIOのザ・ワールドであり、信頼できる友とはDIOってところでしょうか。
その辺りのDIO成分をDIOの骨から生まれた緑の赤ん坊で摂取・代用したのでしょう。
(もともとDIOは信頼できる友=プッチ神父ってイメージだったんでしょうけど、結局天国を発動させたのはプッチ神父なので)
で、都合よく緑の赤ん坊は生まれるときに吸いとった36名以上の魂を吸い取ってくれてる。
スポーツマックスはホント、いい仕事したわぁ……
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