ゴールドエクスペリエンスレクイエムのスタンド能力は一体なに?【ジョジョ5部】

ゴールドエクスペリエンスレクイエムのスタンド能力は一体なに?【ジョジョ5部】

矢によるレクイエム化で文字通り無敵となったジョルノのスタンド ゴールドエクスペリエンスレクイエム、通称GER

読者が「 GER能力という真実 」にもたどり着けない能力もあるようで、かなり理解が大変……

なようで、意外と簡単なスタンド能力です。

GERのスタンド能力は「 結果にたどり着かせない 」

GERのへたくそなスタンド能力説明

ジョジョの奇妙な冒険 第5部63巻より。

オ前ラが『GERのスタンド能力』ヲ理解スルコトハ決シテナイ!(ウソ)

実際ニ起コル『真実』に到達スルコトハ決シテナイ!

ゴールドエクスペリエンスもジョルノも説明が下手すぎて全然わかりません。まるで読者が真実にたどり着けないようにしているかのような。

実は簡単な話しで、真実を「 結果 」と言い換えれば肚落ちします。

実際、ゴールドエクスペリエンスレクイエムのスタンド能力は「 結果にたどり着かせない 」こと。

ゴールドエクスペリエンスレクイエムだけでなくジョルノも説明が下手クソだし描写もややこしくてわかりにくい。しかしスタンド能力としてのGERに焦点を当てればただこれだけのこと。劇中に起こったできごとはすべて応用です。

具体的に、作中で使われたGER能力は下記のふたつの能力。

  • 時間を巻き戻すことによる自動防御
  • 無限に繰り返される死を与える攻撃能力(拳で殴って発動?)

時間を巻き戻すことによる自動防御

時間すら戻して攻撃という結果を防ぐGER能力

ジョジョの奇妙な冒険 第5部63巻より。

時間の巻き戻りを銃弾で表現したスゴいシーン。

ひとつめがジョルノが攻撃されたとき「 攻撃された 」結果にたどり着けないよう時間を巻き戻す能力です。どんな攻撃をしかけたところですべてが攻撃を開始する前に巻き戻されてしまいます。

自動的に発動する最強クラスの防御能力。ジョルノが「 攻撃された 」結果にたどりつけないので、必然的にジョルノが敵に攻撃を受けることはありません。

GERのスタンド能力自動防御_時間を巻き戻され攻撃自体ができない

ジョジョの奇妙な冒険 第5部63巻より。

攻撃そのものをなかったことにする完璧な自動防御システム。

ちなみにこの能力を使ったとき、ゴールドエクスペリエンスレクイエムはこう語っています。

コレガ 『ゴールド・E・レクイエム』。

コノコトハワタシを操ルジョルノ・ジョバァーナさえも知ルコトハナイ

ジョルノ・ジョバァーナからすれば、知らないうちに自身を無敵の能力で守ってくれる最高のスタンドを手に入れたわけです。

無限に繰り返される死を与える

決して死という真実(結果)に到達することのないスタンド能力

ジョジョの奇妙な冒険 第5部63巻より。

死という結果にたどり着くことなく、死への過程を無限に繰り返される。

時間を巻き戻すのが防御能力に対し、もうひとつのGER能力は攻撃的なスタンド能力です。

死という結果にたどり着くことなく、「 死 」へ至る過程を永遠に繰り返す世界に閉じ込めること。

繰り返し繰り返し、死にたくなるほどの苦しさと死ぬほどの痛みを味わいながらも死ねない。苦痛が無限に続く無間地獄のようなもの。エグい。

終わりがないのが終わり、それがゴールドエクスペリエンスレクイエム

ジョジョの奇妙な冒険 第5部63巻より。

終わりがないのが終わり、それがゴールド・E・レクイエム。

まさに、終わりがないのが終わりのスタンド能力です。

推測ですが、これまでのゴールドエクスペリエンスの能力同様、対象を拳で殴る(手で触れる)ことで能力が発動する系統の能力なのでしょう。この能力が発現する直前、ボスはゴールドエクスペリエンスレクイエムによって無駄無駄されています。

ブチャラティに一度だけ使って以来、なかったことにされた初期ゴールドエクスペリエンスのスタンド能力「 殴った対象は感覚が暴走して身体から意識が飛び出る 」に近いような。アレもなかなか意味がわかりにくい能力でした。

ジョジョ5部のテーマに沿った能力

ジョジョ5部今にも落ちて来そうな空の下で アバッキオの疑問

ジョジョの奇妙な冒険 第5部59巻より。

今にも落ちてきそうな空の下で。

ジョジョ5部のテーマは過程 vs 結果です。

ボスを倒すために幹部になる「 過程 」で、殺されるはずだったトリッシュを見捨てられなかったブチャラティの精神は、まさしくなにより価値ある黄金の精神でした。

ほかにも作中のあらゆるところで過程を重視するブチャラティチームの黄金と例えられた精神が現れています。

過程というテーマがもっとも色濃くでているのが、アバッキオがメインのエピソード「 今にも落ちてきそうな空の下で 」です。

今にも落ちてきそうな空の下で

いつかはたどり着くだろう

ジョジョの奇妙な冒険 第5部59巻より。

カッコよすぎる警官。

アバッキオは食事中、無数に散らばったビンの破片の中から犯人の指紋がついているかもしれない欠片を捜している警官をみかけます。

そんなことをしても指紋なんてないかもしれないのに、たとえ捕まえても有能な弁護士によって無罪放免にされるかもしれないのに。アバッキオは警官に、なぜそこまでして苦労を背負い込むのかと問います。

それに対する回答がコレ。

「そうだな…わたしは『結果』だけを求めてはいない

『結果』だけを求めていると人は近道したがるものだ…

近道した時、真実を見失うかもしれない

やる気も次第に失せていく」

「大切なのは真実に向かおうとする意志だと思っている

向かおうとする意志さえあればたとえ今回は犯人を逃したとしてもいつかは辿り着くだろう?

向かってるわけだからな。違うかい?」

実のところ、警官はアバッキオが警官だったころの相棒でした。汚職のために窮地にたったアバッキオをかばい銃弾を受けて命を落とした彼です。その彼が死んだアバッキオの前に現れ、君は立派にやったと称賛します。

ボスの正体を暴くために犠牲になったアバッキオはまさに、勝ち目もなく無駄かもしれない正義の過程を志した者だったのです。

そして過程を飛ばし自分にとって都合のいい結果だけを拾ってきた無敵のボスは、過程だけが繰り返され死という結果にたどり着けない無間地獄に閉じ込められることになります。

ゴールドエクスペリエンスレクイエムのスタンド能力は、まさしくブチャラティチームの精神そのもの。

志半ばにして斃れた仲間たちにとって、これ以上ないレクイエム(鎮魂歌)になったのでしょう。

オマケ

レクイエム化後もゴールドエクスペリエンスの能力自体は使える

ジョジョの奇妙な冒険 第5部63巻より。

レクイエム化後もゴールドエクスペリエンスの能力は使える。

ちなみに、ゴールドエクスペリエンスはレクイエム化後もレクイエム化以前の能力、無機物に生命を与える能力も使えています。殴った相手の意識を暴走される能力……? うっ、頭が……

つまり、いままで通り仲間の回復が可能ってわけです。

ジョルノ自身はゴールドエクスペリエンスレクイエムの自動防御があるから怪我することはないにしても、ファミリーの仲間はそういうわけにもいきませんからね。

すぐ怪我しちゃうミスタもこれで安心

ジョジョの奇妙な冒険 第5部55巻より。

やさしくして! 感じる!アッー!

これで今後も安心して怪我できるよ! よかったねミスタ! いっぱいやさしくしてもらいな!!

ちなみにレクイエム化によってスタンドパワーも各段に上昇し、ボスですら未来予測ができるキングクリムゾンのエピタフなしでは反応できないかレベルまでスピードもパワーも向上。

敵の攻撃は受け付けないし一発殴った時点で勝ちなんだから、そんなにパワーが必要なのか怪しいけれど。

まとめ:ゴールドエクスペリエンスレクイエムのスタンド能力+オマケ

  • ゴールドエクスペリエンスレクイエムのスタンド能力は「 結果にたどり着かせない 」ことの応用。
  • 敵がジョルノに攻撃を仕掛けた場合、自動的に「 攻撃した 」結果にたどり着けない時を巻き戻される。
  • ゴールドエクスペリエンスレクイエムの攻撃を受けたボスは「 死 」という結果にたどり着けず、無限に「 死 」への過程だけを繰り返すことになった。

なんとも描写がわかりにくいGER能力と、同じくわかりにくいキングクリムゾンの時間を吹き飛ばすスタンド能力。さらにワケわからないシルバーチャリオッツのレクイエム能力。あまりにアクロバットすぎる矢の奪い合い。

これらがごちゃごちゃしてるせいでわかりにくいですが、意外とシンプルなんですよね。

ちなみに最後まで読んだけどやっぱわかんなかったってあなた、多分GERに殴られてますね。

アナタが理解トイウ真実ニダトリ着クコトハ決シテナイ! アリーヴェデルチ。

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