恨みます、田中泰延さん【読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術】

2020年3月30日

私、田中泰延さんに激おこぷんぷんまるです。ムカ着火ファイヤーといっても過言ではない。

お会いしたことのない方に失礼かもしれませんが、私がゴリラだったらう○こ投げてますよ。

私がピチピチギャルで助かりましたね。

問題は『 読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術 』

読みたいことを書く、シンプルすぎるタイトル。

本気でピチピチギャルを名乗るあぶないヤツと思われても心外なので念のため言っておきますけど、冗談ですからね。

私は黒髪ストレートの清楚系JKです。

閑話休題。

ことの発端は田中泰延さんの著書『 読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術 』を読んだこと。

タイトルの通り文章術本ですが、どっこい「 体言止めでリズムを 」みたいな具体例が載ってるテクニック本ではありません。

バズる！ 儲かる！ 俺のtwitter活用術！ みたいな教えもない。

（この本を古本屋に売れなくする方法と、なぜか履歴書の書き方・面接話術は教えてくれる）

しかし、すごく当たり前なことなのにどこかに置き忘れていたド正論でぶん殴ってくる。

殴られて殴られてめまいがするけれど、読むことをやめられない。気づけばリングに沈んで試合終了。ボクシングならレフェリーが止めてくれるけど、残念ながら文章や読書にそんなルールはない。

大事なことはすべてタイトルが教えてくれた

『 読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術 』の内容を少しだけネタバレ。

メインの教えは自分が読みたいのに、存在しなくて読めないことを書け、これにつきます。

すごい。

このシンプルで当たり前の一言に、ライターの心得だけでなく、マーケティング的見地まで凝縮されている。

書きたいことばかり書いてきた私は正面からグーパン食らった気分です。

そして気づいてしまった。

『 読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術 』って。

全部タイトルに書いてあるじゃねーか。

最初のはなしに戻って

もう皆さまお忘れのころですが、私は著者の田中泰延さんを恨んでいます。

決して、内容が全部タイトルで完結した本に1,500円に消費税150円も添えて買ってしまったとか、ご本人のツイートを引用RTしたのにいいね！をもらえなかったとか、そんなみみっちいことに怒っているわけではありません。

（それだけでコーラ一本飲める消費税には怒りたい気分だけど）

なにが問題って、すでに書かれたことはもう書く必要がない、ってことを書かれてしまったこと。

この本のおかげで私の文章がよくなって、いつか売れっ子のモノ書きになってちょっとネジの飛んだ編集者に猛烈なアプローチを受けて本を出すことになっても、もう私は「 自分が読みたいことを書けばいいんだよ！ 」なんて本を出せないのです。

この損失、どうしてくれよう。

タピオカミルクティー、2杯も我慢したのに。ぴえん。

ちなみにローランドゴリラの1日分の食費が大体2,000円～3,000円前後なのだそう。

本書を買うためにゴリラは一食は抜かないといけないわけだ。

ゴリラのご飯一食抜いたらどうなると思う？

う〇こ投げつけられる。

つまりそういうこと。

しらんけど。

タイトル回収、人生は変わるか

先述の通り、本書はキレイにタイトルを回収した本です。

すが、実際の内容は『 読みたいことを、書けばいい 』『 シンプルな文章術 』。

実は『 人生が変わる 』かどうかまでは触れられていません。

で、実際読んでみて人生が変わるか、私の人生が変わったか。

YES。

と言いたいところですが、まだ読んだばっかりだしそんなことはわからん。