十二国記を読むオススメ順番【ネタバレなし】

十二国記を読むオススメ順番【ネタバレなし】

十二国記シリーズ全巻

2019年に最終巻が出ることで盛り上がりをみせている十二国記シリーズ。

しかしはみ出し者の魔性の子のせいで、読む順番がちょっとややこしいんです。

今回は十二国記を読む順番をネタバレなしで解説します。

一番のポイントは、外伝作品ともいえる「 魔性の子 」を最初に読むか後回しにするか。

個人的には魔性の子自体は十二国記シリーズから作風がかけ離れているため、とっつきやすいよう後回しにする方がオススメですが……

オススメの読む順番

  • 魔性の子(?)
  • 月の影 影の海
  • 風の海 迷宮の岸
  • 東の海神 西の滄海
  • 風の万里 黎明の空
  • 丕緒の鳥(短編)
  • 図南の翼
  • 華胥の夢(短編)
  • 黄昏の岸 暁の天
  • 魔性の子(?)
  • 白銀の墟 玄の月(2019年10月 / 11月発売)

基本的には上記の順番で読めばオッケー。

現在出版されている新潮文庫の完全版なら帯にEpisode○とあるので、その順番通り読めばいいのでわかりやすいです。

十二国記シリーズは当初講談社X文庫ホワイトハートで刊行され、のちに挿絵を抜いた小説版が講談社で刊行。

そして最終的に出版社を移籍する形で新潮文庫から完全版が刊行されています。

その合間に短編集も刊行されているのですが、必ずしも刊行順と読む順番が一致しないので注意してください。この辺りの事情はWikipediaが詳しいです。

特にEpisode0扱いの魔性の子だけは順番が特殊です。魔性の子を一番最初に読むか、飛ばしてあとで読むかのどちらかになります。

魔性の子は最初か、黄昏の岸 暁の天のあとに読む

十二国記最初の魔性の子と月の影影の海

魔性の子が先か、月の影 影の海が先か。

結論からいえば、十二国記を試しに一巻読んでみよう、ってスタンスでなら魔性の子は飛ばして月の影 影の海から読み始めましょう。

全巻借りたり大人買いで全巻読むと決めてかかるのであれば魔性の子から読み始めて月の影 影の海よむ順番をオススメします。

魔性の子自体には十二国記っぽさはほとんどありません。

全く違う小説だけど実は十二国記と世界観を共有していて、十二国記のある登場人物のある時期の出来事が描かれた作品。

実のところ十二国記の本編は月の影 影の海からスタート。なので、十二国記の世界観を覗いてみたいのであれば魔性の子は省いて月の影 影の海から読む順番がとっつきやすいです。

月の影 影の海から読み始めた場合、魔性の子は黄昏の岸 暁の天のあとに読めばちょうどいい感じ。

反対に魔性の子をさきに読んでおくと月の影 影の海以降読み進めることで「 なるほど、魔性の子はそういうことだったのか 」とだんだん理解していく楽しみを得ることができます。

なので、最初から全巻読むつもりで臨むのであれば魔性の子から読み始める順番がオススメです。

本編となる5エピソードだけって手も

各エピソードの上下巻も含め、刊行数が多く長いながーい十二国記。

しかし、実は物語の本編となるのは下記5編のみ。

  • 月の影 影の海
  • 風の海 迷宮の岸
  • 風の万里 黎明の空
  • 黄昏の岸 暁の天
  • 白銀の墟 玄の月

上記5エピソード以外は外伝で、本編のストーリーを楽しむうえで必須の作品ではありません。

東の海神 西の滄海と図南の翼はスピンオフ的な扱い。短編集である丕緒の鳥と華胥の夢は十二国記の登場人物や世界観をより深く書き込んでいくための作品です。

東の海神 西の滄海、図南の翼、華胥の夢、丕緒の鳥の四巻は 一話完結で、月の影 影の海を読んだあとであればどの順番で読んでもある程度問題ない構造になっています。

ただ、やはり全巻読んだ方が圧倒的に面白い。

本編だけでなくスピンオフ・外伝作品では王、麒麟、昇山者、いち官吏、いち国民などなどいろいろな視点から十二国世界が描かれており、全く新しいファンタジー世界を描く「 十二国記 」の特性上、世界観と魅力的なキャラクターたちの造り込みに触れるにはかなり大事。

私個人的には図南の翼がオススメ。一本のロードムービーとして超優秀なお話です。

残念ながら図南の翼はNHKでアニメ化された際に触れられていませんでしたけど、もうこれ一本だけでも劇場版アニメ化してほしいくらい。

まとめ:十二国記シリーズを読むオススメ順番

  • 十二国記シリーズを読む順番は魔性の子から読み始めるか、月の影 影の海から読み始めるか。
  • 魔性の子は番外編的な位置付け。ほかとはジャンルも違うホラータッチの作品で毛色がかなり違うので、少しでも受け付けないようなら遠慮なく飛ばして大丈夫。
  • 魔性の子を後回しにする場合、黄昏の岸 暁の天のあとがオススメ。

私としてはやはり魔性の子から読み始める順番がオススメですが、小野不由美さんはもともと屍鬼などホラーに定評のある作家さん。

魔性の子はかなり本格的なミステリーホラーなうえ、テーマがメタ的な意味で重いです。特にファンタジー好きな読者の心を遠慮なく切り裂きにかかってくるので、気楽に読みたい方はやはり月の影 影の海からお読みになった方がいいでしょう。

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