こんな人は十二国記30周年記念ガイドブックを読まないで!
2022年8月発売され、盛り上がっている十二国記30周年記念ガイドブックですが……
これから十二国記を読み始める人、まだ読んでる途中の方は読まないで!
なんせネタバレがスンゴイんです。
道端で撫でたかわいいワンちゃんが饕餮だったレベルの、突然の絶望感です。
(饕餮がなにか気になる方は十二国記本編を読み進めるべし!)
ネタバレの宝庫じゃないか
個人的な見解ですけど、この十二国記30周年ガイドブック、もうすでに読み終わった方向けに感じられます。
もしくは「読む気はないけど読んだ気になってみたい」方にいいのかも??
ともあれ、これから読もうと考えている方、読んでる途中の方にはよくないと思う。
まだ隅々までチェックしたわけではないけど、入門書的な意味でのガイドブックではないように思います。
用語集とか一部、読んでる最中にあったら便利そうなものもあります。
けど、十二国記は必要なときに必要なだけ情報を与えてくれるので、あまり先に知らない方がいい情報まで知ってしまうことになってしまいそう。
後ほども書きますが、十二国記を「なにも知らずに初めて読む」ことができるのは最初の一度だけ。
「なにも知らないまま放り込まれる」状態を楽しむ(?)ためにも、ガイドブックは買っても最後まで開かないで……!
ガイドブックってものをあまり買わないのでよくわかってないのですが、もともとそういうものなのかも?
思えばこうした作品系のガイドブックで買った覚えがあるのはゲームSIREN以来気がする。
ちなみにSIRENは十二国記の著者にして天帝 小野不由美先生の作品、屍鬼を参考にしたことで有名なホラーゲームです。ストーリーがすごくいいしすごくホラーだしゲーム性も面白いので、興味ある方はぜひ(PS2の古いゲームだけど)。
特に人物紹介ページはダメ絶対
特に人物紹介ページがヤバイです。P26〜P44は読んじゃダメ絶対。
ここが一番のネタバレの宝庫。
こんなん、スター・ウォーズで例えたらダース・ベイダーが■■■の■■って話とか、エピソード7のスノークが■■■■■の■■■■ってところまで全部書いてあるようなもん。
事前に知ってたら面白くない、って底の浅い作品ではないですけれど、やっぱり知らずに読んだ方がいいと思うんです。
その点、十二国記30周年記念ガイドブックは読む前に知るべきでない情報がたんまりと載っています。
作品紹介ページもあまりオススメできない
作品紹介ページもこれから読む方にはあまりオススメできません。
少なくとも、まだ先の作品のページは読まない方が無難です。
人物紹介ほど致命的なネタバレがあるわけではないんですけど、普通にあらすじが……
水戸黄門とかアンパンマンみたいに「この印籠が目に入らぬか〜」「は〜ひふへほ〜」で終わる作品ならいいんですが。
十二国記は本編部分はひとつずつつながっていく作品なので、ちょっとしたあらすじでも先がわかっちゃうんですよね。
ガイドブックも重要なことが作品紹介に書いてあったりするので、少なくともまだ読み進めていない先の作品のページは見ない方が無難です。
そういう意味ではまだ読み進めていない巻のカバーに書いてあるあらすじを先に読むのもあまりオススメはしません。
事前にいろいろ知ってたら面白くない、って底の浅い作品ではありませんが、十二国記の一番最初の面白さって、「なにもわからないところに放り込まれる」ことにある、が私の自説です。
十二国記に限りませんけど、「記憶を消してもうなにも知らない状態で一回読みたい」がこれほど強い作品もなかなかありません。
なるべく、ストーリーや設定などについて事前情報なしで読み進めていただきたい……!
面倒くさいファンからの小さなお願いです。
まとめ:こんな人は十二国記30周年記念ガイドブックを読まないで!
- 十二国記30周年記念ガイドブック、ネタバレの宝庫!!
- これから十二国記入門する人、まだ読んでる途中の人は読まないで!
発売前重版が決まるほど売れてて、すでに手に入りにくいうえ、30周年記念といついていていつまで重版されるかもわからないので、どうせ「欲しくなるから先に買っておく」全然ありだと思います。
クリエイターさんたちによる描き下ろし絵とかもうたまらんですし。遠田志帆先生や羽海野チカ先生が大好きな私にはぶっ刺さりました。羽海野チカ先生の絵は前髪パッツン珠晶さまなのマジ神。
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