【十二国記考察】正頼の外見は若者か老人か

2019年12月3日

みんな大好き戴国は瑞州の令尹にして泰麒 蒿里の傅相であり、戴国随一の麒麟の尻フェチ 正頼。

今回は正頼の外見が若者か老人かを考察します。

さきに断っておきますが、十二国記本編中で直接言及されておらず実際どちらかはわかりません。

ただ、正頼は若い見た目でも老人でも両立できる妙案を思いついたので、その提案をば。

といってもかなりの無茶苦茶理論です。正頼若者派、老人派のどちらもと納得いただけると自負してはおりますが、時間を無駄にしたくない方はどうぞお触れにならないでください。

正頼＝老人の姿だと思っていたけれど

正頼といえば華胥の幽夢の冬栄ですよね。

率直なところ私は正頼の外見は老人派でした。過去形です。

単純に本人がじいやと言ってるし、ホワイトハート版 華胥の幽夢の冬栄では挿絵に正頼らしき老人の後ろ姿が描かれていたので、特に意識せずそう考えていました。過去形再び。

で、最近になって根強い「 正頼の外見は若い 」説を知ったときにはビックリ。

しかし、思ってみれば確かに正頼の外見がおじいちゃんとは限らないんですよね。ちゃんと根拠も挙げていらっしてただの穿ちすぎとも思えない。

正頼の外見は若者説

正頼の外見若い説の根拠として主に挙げられるのが、

• しゃべり口調が若い。
• 優秀な人物であるほど若くして昇仙しているはずなので外見は若いはず。

の二点。確かに振り返ってみれば正頼のしゃべり口調は老人のそれっぽくはないですよね。ひょうひょうとしていて非常に若々しい。ザ・おじいちゃんな遠輔と比べれば一目瞭然です。

しかも、仙籍に入ると不老になる十二国世界においては優秀な人物ほど早く官吏として登用され不老になるので、正頼も若い姿である可能性は高いといえます。

言われてみれば正頼は老人じゃなくて若い青年の姿なんじゃないかって気がしてきた。

じゃあ冬栄 挿絵の御仁は誰だ

新潮社 十二国記画集 久遠の庭より ©山田彰博

おじいちゃんだれ？

正頼の外見が若いとなると、ホワイトハート版 冬栄の挿絵は誰なんだって問題があります。上の画像にいる後ろ姿の御仁です。

阿選なわけはないし、お騎士様と形容された霜元なわけもないし、残る大僕の潭翠にしてもわざわざ護衛官に老人姿の兵卒をあてがうのも不自然だから、正頼が一番自然です。

ただ、これには正頼若者説を推すみなさんからとても素敵な回答がありました。

冬栄 挿絵の老人は正頼ではなく紅嘉祥の妖精。

そうきたか！

紅嘉祥、廉王 世卓が王宮内で育ててた果物ですね。泰麒も食べていました。きっと妖精さんもおいしく食べる泰麒の姿に嬉しくなって姿を現したのでしょう。

なんてファンタジックすぎる答えは冗談としても、この老人が必ずしも戴使節団の一人とは限らず、漣国の官吏である可能性もあります。雨潦宮に務める天官説。

若者派も老人派も納得の解決策

ホワイトハート版 冬栄の挿絵があるとはいえ必ずしも正頼が老人とも言い切れない。

つまりどちらでもいい。なら、どっちもありがベストじゃないですか？

で、思いついたんです。

正頼は老人の半獣なのです。

楽俊はネズミの半獣で、桓魋は熊の半獣ですよね。それぞれ、人の姿とネズミ、人の姿と熊に変身できます。

正頼は本当は若者の姿で、老人の姿に転変できるのです。

いや、老人を獣扱いするのはよくない。炎上しちゃう。ヤバい。

なら正頼は紅嘉祥の妖精（ろうじんのすがた）の半獣ってことにしましょう。

これならすべてまるく収まる。イタズラ好きの正頼のことだから、子ども時代には老人の姿でいろんな人をからかったりしてたんだろうな。

逆に、だからこそイタズラ好きになっちゃったのかもしれない。妖精さんってイタズラ好きですもんね。

まとめ：正頼の外見は若者か老人か

• 正頼の外見が老人なのか若人なのか直接の言及はない。
• ホワイトハート版 華胥の幽夢 冬栄の挿絵にある老人の後ろ姿＝正頼が有力だが、紅嘉祥の妖精 or 漣国 天官の可能性も。
• 正頼＝老人の半獣ってことにすればどっちもイケるじゃん？

ビックリなほどクソみたいな提案ですみません。だってどっちも捨てがたいじゃない。

ちなみに私は白銀の墟 玄の月発売前、正頼にとある嫌疑をかけた罪により白圭宮からお召しがあるはずなので、そのときに正頼ご本人と面会できるはず。

そのときに正頼のご尊顔をしっかりと拝謁し、蓬莱の皆様にお伝えしようと思います。お尻が無事で済んだら。