ガンダムの世界ではなぜ核兵器が使われないの?

ガンダムの世界ではなぜ核兵器が使われないの?

スーツ初代の機動戦士ガンダム、いわゆるファーストガンダムの世界って、宇宙世紀と呼ばれ人類が宇宙に移住するほどの未来です。

なのに、現代でも存在する核兵器が不思議なほど使われていません

リアルロボット系なんて呼ばれるくせに、の疑問に疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。その理由、結論からいえば2つ。

 
  • 核兵器も普通に使われてたが、人が死にすぎて条約で禁止された
  • ある妨害技術によりミサイルを遠隔操作できないため使いづらい

開戦初期は普通に使われていた

核爆発イメージ画像

実のところ、ファーストガンダムで描かれた一年戦争の初期では核兵器も使用されました

緒戦であるルウム戦役でジオン軍のザクが核ミサイルを使っています。一部では連邦軍の核ミサイルで対抗したとの設定もあるとか。

しかしその後、ジオン軍による毒ガスによるスペースコロニー虐殺、コロニー落としにより約50億人が死亡。

それも、一年戦争の開戦からたったの一週間でのことです。たったの一週間で、当時の全人口のおよそ半分が死に至ったのです。そりゃ人々は自らの行為に恐怖しますわ。ちなみに、この一週間の緒戦を特に一週間戦争とも呼びます。

もはや社会維持どころか、この調子ならあと一週間で人類滅亡するペース。さすがのジオンも地球連邦と戦時条約として南極条約を結びました。

それで戦争のルールとして、核、毒ガス、コロニー落としなど大量虐殺につながる兵器の使用を互いに禁じたのです。

(一部司令官の暴走などにより、局地的に使われそうになったり実際使われた例もあったのですが……汚い、汚いぞジオン!)

ちなみに、ファーストガンダム以外でも逆襲のシャアや0083スターダストメモリーなどいろいろな作品で核が使われています。

逆襲のシャアは地球への隕石落としを防ぐため非合法的に入手したものを使用、0083も強奪したものをテロ的な使い方をされました。

南極条約はあくまでも連邦とジオンの戦時条約で、一年戦争以後の戦いでは条約的なものに縛られていたわけではなさそうなのですが、やはりあまり大っぴらに使っていい、って感じではなさそうな扱いをされています。

実のところ、コロニー落としも毒ガスもジオンがやったことで、人口の半分を虐殺したのはほぼジオン。一部では連邦軍も核ミサイルと使った設定もありますが、あくまでも軍同士の戦闘でのことで、民間人の虐殺には使われていません。

ここまで節操ない戦い方をされたら連邦もジオンの本拠地、サイド1のスペースコロニーに核撃ち込むとか報復したいところだったでしょう。しかしさすがにやらなかった。

当時にはすでに宇宙空間の勢力図がほぼジオンになっていた+後述するミノフスキー粒子などもあって実行できなかったものかもしれませんが、人類存続のため思いとどまったのかもしれません。

ミノフスキー粒子のせいで使いづらい

もうひとつ、宇宙世紀で積極的に核兵器が使われなくなった理由が「ミノフスキー粒子」です。

ミノフスキー粒子はあらゆる電波を阻害したり電子機器を狂わせる性質をもつ魔法の粒子(もちろん架空の技術です)。

そのため、ミノフスキー粒子がまかれると核ミサイルに限らず、遠距離から飛ばす系の巡航ミサイルなどの兵器のコントロールが利かなくなります。

それどころか無線通信すらできません。電話はもちろんWi-Fiもダメ。Z世代が死ぬ。

それでガンダムの世界、宇宙世紀には遠くから核ミサイルを飛ばして終わり、なんて戦争はできなくなったのです。それもあってモビルスーツ、いわゆるロボットに乗り込んで撃ち合ったり斬りあったり殴り合い宇宙しているのです。

逆にいえば無線コントロールをあきらめれば使えないことはないので、初期の戦い、一週間戦争では使われたりしたのです。その後南極条約で禁止されるまでは。

ミノフスキー粒子は主人公のアムロらニュータイプが兵器として利用される要因のひとつにもなりました。

ニュータイプはただ高い能力を持つだけでなく、決定的だったのがミノフスキー粒子の影響下でも兵器を無線操作できたため。サイコミュと呼ばれる精神波を使っているので、ミノフスキー粒子の影響を受けないのです。

ニュータイプは軒並み電波みたいなヤツがほとんどなのにね。

厳密にいえばガンダムもザクも核兵器

実のところ、厳密にいえばガンダムもザクも核兵器です。モビルスーツは核融合炉を動力源としているのです。

しかし南極条約ではモビルスーツ自体が核ミサイルを撃ったりしなければセーフ、ってノリでOKってことになっています。宇宙世紀のスゴイ技術のおかげで放射線対策もバッチリですし。

とはいえ戦いなのでモビルスーツの核融合炉が爆発することもあります。もう大惨事。普通に核爆発です。

なので、スペースコロニーや市街地では互いにモビルスーツの動力源を爆破させないように気を遣って戦ったりします。

特にスペースコロニーはホントにやばい。言ってみれば超巨大な宇宙船、逃げ場はないし、穴空いたら宇宙に吸い出されて死にます。そんな死に方は絶対イヤ。

具体的にはコックピットだけ破壊するとか。パイロットを殺せばもう動かないですから。あとは爆発せず動かなくなる程度に壊すか。

なぁに、初めてガンダムに乗り込んだアムロ少年でもコックピットのパイロットだけ殺して倒したんだからみんな余裕さ!

といいつつ、実際には全然余裕じゃなくて、核爆発は結構よく起きていました。そもそもだだっ広い宇宙空間での戦闘だと全く気を遣ってる感じがしない。

損傷受けたモビルスーツの帰還とか超ピリピリしそう。

これまたクソみたいな司令官がはいて、その核爆発狙ってあえて味方のモビルスーツを敵の罠のなかに突入させてたクソ司令官もいましたねぇ。

動力源として核を使う・使わないは世界観によって違う

なお、ガンダムシリーズでも世界観が違う作品がいくつもあり、シリーズによって核の扱いにはいろいろ違いがあります。そもそもミノフスキー粒子も存在しない作品もありますし。

例えば宇宙世紀とは別世界設定のガンダムSEEDではより厳しく核が禁止されており、核ミサイルどころかモビルスーツの動力源としても核は使用禁止。

ミノフスキー粒子のように核自体が使いにくくなるような世界観ではないのですが、核のせいで悲劇が起こったこともあってかなり厳格に守られています。した。過去形。

そのためガンダムももバッテリー駆動ですぐ電池切れを起こしちゃう。

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