30周年ガイドブックに収録される漂舶って? ネタバレ(?)解説
十二国記 幻の短編 漂舶が!
「十二国記」30周年記念ガイドブックに収録されます!
いいいやあtったあああ!
ちなみに、漂白じゃないよ漂舶だよ。
驚きの白さじゃないよ白って200種類あんねん。
あと漂泊でもないよ漂舶だよ。私もよく誤字るけど。
漂舶とは?
漂舶は、オーディオブック版 東の海神 西の滄海の付録されていた短編小説です。
当時講談社 X文庫ホワイトハートから出たオーディオブックCDのオマケだったわけです。
白銀の墟 玄の月発売でフィーバーになったように思われがちな十二国記ですけど、実は当時からNHKでアニメ化されたりゲーム化されたり結構いろいろありました。
オーディオブックぐらい出るってもんです。
とはいえとっくの昔に絶版。何分CDの付録なので出回っている数も少なく、漂舶は読もうにもなかなか大変な状況でした。
なので、きっと新潮社さんがなんとかしてくれるとは信じていたんですけど、まさかガイドブックの方に収録されるとは。
白銀の墟 玄の月のあとに発売される予定の短編集に収録かなぁ、なんて思っていたんですけど、予想が外れました。
ちなみに30周年記念ガイドブックは8月25日発売で、すでに予約開始されています。
さてこれは何冊買うか……
ネタバレ(?)
正直なところ、漂舶はネタバレできるような話でもないんですよね。ただ、なにも語らないとただただタイトル詐欺なので、少しだけお付き合いください。
漂舶は尚隆と六太主従によるドタバタおサボり劇と、尚隆の斡由への想いが語られるお話です。
一瞬「いつもの延主従 vs 猪突無謀酔狂じゃん!」って思っちゃうんですけど、後半がもう。
尚隆がびっくりするほど斡由に入れ込んでるんですよね。尚隆の心情がそれはもう、エモエモでマジ卍マックスの叙情的な作品。確かにそう思うよね、そこに至るまでに負った傷があるもんね、尚隆には。
(その辺りの描写から考察したのが「尚隆が斡由に入れ込み、天意を試した理由【東の海神 西の滄海・漂泊】」の記事)
そんな繊細な感情描写を、私ごとき一介のファンが天帝ともいえる小野不由美先生以上の語り口を持つはずもない。
ホント、ネタバレしたくてもできるような類の作品ではありません。
せっかく公式が「十二国記」30周年記念ガイドブックに収録してくれるんですから、そっちでぜひ読んでみてください!
もしかしなくても改稿もあったりして!
楽しみ!
ちなみに、完全版の表紙&挿絵を集めた画集 第二集も絶賛予約受付中です。
我が国王 珠昌様が表紙を務める予定ですからね。めちゃくちゃ楽しみ。
※追記:画集第二集 青陽の曲の表紙は描き下ろしの泰麒になる模様。以前カレンダーされた冬の装いの珠晶さまの絵だって話だった気がするのですが、私の記憶違いやら変わったやら。ただの願望だったのかも。
いずれにしても恭の民としては無念だけど、描き下ろしはやっぱり楽しみ!
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