さよなら妖精 二章最後の言葉の意味 – ネーチュ ニカダ ザボラヴィティ ヴァシュ リュバズノスト フヴァーラ イ ドヴィジエニャ

2022年7月19日

米澤穂信先生のノンシリーズ、さよなら妖精 二章最後のマーヤの言葉。

ネーチュ ニカダ ザボラヴィティ ヴァシュ リュバズノスト フヴァーラ イ ドヴィジエニャ
Neću nikada zaboraviti Vašu ljubaznost. Hvala i doviđenja!

一体これはなんと言ってるのでしょう?

ネタバレなしで教えてください! 折木さん!

わたし、気になります!

茶番はおいといて、ふたつほどお願い

先に2点だけお断りさせてください。

1点目、もしまだ全部読み終えていないようでしたら、ぜひ最後まで読んでから知るのがオススメです。

2点目、可能なら本ページやネット上で意味を確認するのではなく、図書館で辞書を引くとか、あえて少し手間がかかる手段で意味を調べることをオススメします。

特に2点目は別世界への興味から、またマーヤを追うためにユーゴスラヴィアのことを調べる守屋路行の歩みを追体験する仕掛けです。

じゃあなんでこのサイトにその意味を書いたんだって話ですけど、調べるのが面倒で諦めるぐらいならここで確認して欲しいからです。

マーヤが別れに際して守屋に何を伝えたかったのか。それを知らずに本を閉じるのは、あまりに惜しいことです。

二章最後の文章の意味

Neću nikada zaboraviti Vašu ljubaznost . Hvala i doviđenja !

その意味は下記。できれば全部読んでから確認してほしい一年で一応ボカしています。

付箋の部分をクリックで表示されます(スマホならタップ)。

私自身は語学者でもなく、クロアチア語やユーゴスラヴィア近辺の事情に詳しいわけでもありません。

この訳に責任を持てるはずもありませんので、あくまでも参考程度にお願いします。

さよなら妖精をラストまで読まずにこの訳を見た方は、読み終えたあともう一度、ぜひともこの言葉を噛み締めてください。

こちらこそありがとう、マーヤ!

新装版単行本以外で読んだ方へ

単行本の新装版以外で読んだ方へひとつ耳よりな情報。

実は、2016年刊行の新装版「さよなら妖精」の単行本には、書き下ろしの短編「花冠の日」が追加収録されています。

なんとユーゴスラヴィアに帰ったあとのマーヤの物語!!

まさかまさか、短編とはいえ十数年も経ってその後の話が読めるなんて!

さよなら妖精を最後まで読んだ方なら、それがどれほどの価値を持つものかお分かりですよね?

哲学的意味を求め続けた少女の物語。

そこに込められた哲学的な意味は、ぜひあなたご自身の目で……!