【氷菓原作】古典部シリーズを読む順番

【氷菓原作】古典部シリーズを読む順番

京都アニメーションによるアニメ化で一躍えるたそブームを引き起こした氷菓・古典部シリーズ

アニメ化時のタイトル「 氷菓 」として目されることが多くなりましたが、原作としては古典部シリーズが正式名称です。

原作タイトルはアニメ中でサブタイトルとしても利用されており、原作の読む順番も基本的にはアニメと同じ流れでオッケー。ですが、アニメ化されていない巻もあったり、一部短編集からアニメ化される際に時系列順で描かれたエピソードも。

そこで今回は氷菓の原作、古典部シリーズを読む順番をご紹介します。

ところで古典部って酢昆布と似てますよね! コテンブコテンブスコンブ……なんででしょう、私、気になります!

この順番で読もう!

古典部の文集 氷菓の表紙

アニメ 氷菓 第5話 歴史ある古典部の真実より © 米澤穂信・角川書店 / 神山高校古典部OB会

古典部の文集 氷菓。

  1. 氷菓(2001年10月31日刊行)
  2. 愚者のエンドロール(2002年7月31日刊行)
  3. クドリャフカの順番(2005年6月30日刊行)
  4. 遠回りする雛(2007年10月3日刊行 / 短編集)
  5. ふたりの距離の概算(2010年6月25日刊行)
  6. いまさら翼といわれても(2016年11月30日刊行 / 短編集)

結論からいえば上記の順番で読めばオッケー。単純に刊行順です。カッコ内の年月日は刊行時期。

2020年現在、第一巻にあたる氷菓からすでに20年近く経過しているわけです。そろそろ折木奉太郎が千反田奉太郎になったころでしょうか。三文字+三文字の苗字&名前で里志にバカにされるといい。

さすがにもう、高校生にして携帯電話(っていうかスマホ)も持ってない主人公 折木奉太郎とヒロイン 千反田えるがいくらなんでも不自然に思えてくるレベルですね。

奉太郎とえる、両者のキャラクターを考えれば不思議でもない気もしますけれど。

「 遠回りする雛 」と「 いまさら翼といわれても 」は短編集で、長編エピソードなどの合間にあった出来事が描かれるなど、時系列的には前後したものもあります。

しかしすべてがサイドストーリーなわけではなく、特に短編集の表題にもなった「 遠回りする雛 」と「 いまさら翼といわれても 」の二編は主人公 折木奉太郎とヒロイン 千反田えるにとってターニングポイントともいえる重要な物語。

ほかの短編も、古典部の面々の関係性やキャラクターをより深く知るためにも必須といっていいものです。もともと古典部シリーズ自体が一話完結的な面があるので読み飛ばしても問題ないといえばありませんが、ほかでは描かれない意外な一面がのぞけたりします。ぜひ一通りお読みになってください。

アニメ化されたエピソードと本だけで読めるエピソード

京都アニメーションによってアニメ化されたのは「 氷菓 」、「 愚者のエンドロール 」、「 クドリャフカの順番 」、「 遠回りする雛 」の各エピソード+「 いまさら翼といわれても 」から「 連峰は晴れているか 」のみ。

「 いまさら翼といわれても 」のほとんどと「 ふたりの距離の概算 」はアニメ化されていません。

ちなみに「 ふたりの距離の概算 」では古典部の面々が高校2年生に突入しています。高校2年生のえるたそ。なんて甘美な響きでしょう。

個人的には「 いまさら翼といわれても 」と「 鏡には映らない 」が特にお気に入り。

前者の「 いまさら翼といわれても 」は2年生になった古典部に訪れた夏休み初日のお話で、時系列的にはもっとも新しいストーリー。千反田えるに訪れた変化により、これからのシリーズ展開に大きな影響を与えそうな問題作。

後者の「 鏡には映らない 」は謎に満ちた折木奉太郎の中学時代を掘り下げる物語。

あ、あの折木奉太郎がいじめられていた……!? えっ、彼女がいた、だと……!?

どちらも2016年刊行の「 いまさら翼といわれても 」に収録。主人公 折木奉太郎、ヒロイン 千反田えるの意外な姿を垣間見れる、アニメファンにもぜひ読んでいただきたい良エピソードです。

原作とアニメとで大きな違いなし

上記の通り一部アニメ化されていないエピソードもありますが、原作古典部シリーズとアニメ氷菓の物語に大きな違いはありません。ミステリー部分やトリックなどにも特に違いはなし。

たとえば原作にはあったちょい出のキャラクターや会話が削られていたり会話のシチュエーションが違うなどはあります。たとえば「 氷菓 」冒頭でアニメでは千反田えるが預かった折木奉太郎の入部届けも原作では奉太郎自身が提出済みだったり。

ほか、原作で短編集に入っていたエピソードがアニメでは時系列に並べ替えられている以外は物語の構造やストーリーも同じ。アニメにおける尺、演出、見せ方の問題でしょう。些細な改変で、ストーリーに影響が出るほどではありません。

なので、アニメをすでにご覧になっていてストーリーだけ知りたい方は、長編の「 ふたりの距離の概算 」 → 短編集「 いまさら翼といわれても 」だけ読めばオッケー。

率直なところ、物語の面白さよりえるたその顔さえm 怒られそうなのでやめておきます。

ちなみに、「 いまさら翼といわれても 」から「 連峰は晴れているか 」だけはアニメで映像化されています。

「 いまさら翼といわれても 」が刊行されたのは2016年ですが、「 連峰が晴れているか 」自体は小説雑誌 野性時代2008年7月号で掲載されていた作品だったので、2012年のアニメ化に間に合っているわけです。

アニメ化で改変された例

アニメ化にあたって場面が大きく変わった一例を。愚者のエンドロールのラスト、折木奉太郎と千反田えるの会話で女帝事件の種明かしがなされるシーン。

原作では学内チャットで女帝 入須(HN:名前を入れてください)と会話していた奉太郎の姉 折木供恵(HN:あ・た・し♪)が会話を打ち切ってチャットルームから退出。

ここまでは同じですが、このあとの折木奉太郎と千反田えるとのネタ明かし会話が原作だと学内チャットなのが、アニメでは直接会っての会話になっています。

ちなみに、本来原作ではここで折木奉太郎が使ったPCが直前まで学内チャットにアクセスしていたことが示唆され、あ・た・し♪=折木供恵とわかるしかけでした。HNあ・た・し♪が会話の途中で無言退室したのも、奉太郎がPCのあるリビングに出てきたため気配を感じ、急いで退室しただけだった可能性もあります。

が、アニメでは奉太郎とえるの2人が直接会って語らっているため、その辺りの描写が省かれています。

まとめ:氷菓原作、古典部シリーズを読む順番

  • 刊行順の氷菓、愚者のエンドロール、クドリャフカの順番、遠回りする雛、ふたりの距離の概算、いまさら翼といわれてもで読めばオッケー
  • 遠回りする雛、いまさら翼といわれてもは短編集
  • 原作でもアニメでも基本的なストーリーはほぼ同じ
  • アニメ化されていないのはふたりの距離の概算と、いまさら翼といわれてもの1エピソードを除く全エピソード

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