劇場版 逆襲のシャアとベルトーチカ・チルドレンの違い【ガンダム】
人類が、増えすぎた人口を宇宙へ移民させるようになって、すでに半世紀……
じゃなくて、逆襲のシャアが公開されてから30年あまりが過ぎました。そして逆襲のシャアのその後を描く小説「 閃光のハサウェイ 」が映像化されにわかに盛り上がるガンダム界。
そして、その閃光のハサウェイの前編となる小説ベルトーチカ・チルドレンもまた、にわかに注目を集めています。
実は小説 閃光のハサウェイは小説版の逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレンの続編。劇場版 逆襲のシャアとは微妙に話がつながりません。
ベルトーチカ・チルドレンは逆襲のシャアのボツ版
ベルトーチカ・チルドレンは劇場版 逆襲のシャア制作でボツになった富野由悠季氏の初稿脚本を小説にした作品です。
本記事では略していますが、正式名称も「 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン 」。まごうことなき逆襲のシャアです。
なので、フィフス・ルナ落としやアクシズ落としなど大筋のストーリーは劇場版 シャアの逆襲と同じ。しかし劇場公開に際してボツになった設定もベルトーチカ・チルドレンではそのままのため、細かい違いが出ています。
今回は細かいものも含め、劇場公開された映画 逆襲のシャアと小説版ベルトーチカ・チルドレンとの違いをまとめます。
解説にの前にザックリまとめるとこんな感じ。
- アムロの子を宿したベルトーチカ・イルマが登場し、チェーンは非登場
- ほか一部登場人物の名前も違う
- ベルトーチカはチェーンとほぼ同じ役割を果たしながらも、最後まで生存
- クェスとハサウェイの結末にも違いがある
- 登場機体の設定とサイコフレームがνガンダムに実装される経緯
- ラスト、アクシズ落とし阻止作戦内容がちょい違う
特に上四つが重要なポイントです。
チェーンではなく妊娠したベルトーチカが登場
劇場版 逆襲のシャアと小説版 ベルトーチカ・チルドレン一番の違いは、チェーン・アギではなくベルトーチカ・イルマが登場する点。
Zガンダムで登場しアムロと付き合ったりシャアの演説を支援した金髪のお姉さんです。ガンダムUCでもルオ商会の一員としてちょびっとだけ登場していますね。
ちなみにガンダムUCはベルトーチカ・チルドレンではなく劇場版 シャアの逆襲のあとって設定。アムロとはZガンダムのあと別れたことになっています。
ベルトーチカ・チルドレンでのベルトーチカは劇場版に登場するチェーンの代役としてほぼ同じ役割を果たしています。νガンダムの世話もするしラー・カイラムの対空砲でギラ・ドーガを墜としもする。ほぼそのまんま入れ替わったようなイメージ。
(ベルトーチカがボツに食らってチェーンに差しかえたので、正確にはベルトーチカの代役がチェーン)
これだけならベルトーチカ=チェーンと言っても差し支えありませんが、ただの恋人役だったチェーンに対し、ベルトーチカがアムロとの子を妊娠中って違いもあります。
なお、ベルトーチカの妊娠にいち早く気づいたのはクェス。アムロはもちろんベルトーチカ自身も気づいていなかった3週目の妊娠を初対面で言い当て、ニュータイプの片鱗を見せています。
劇場版ではチェーンの存在と思想の問題からシャアに走ったクェスですが、ベルトーチカ・チルドレンでは子どもの存在もアムロではなくシャアを選ぶ決定打のひとつになっています。
劇場版とベルトーチカ・チルドレンとで差し変わっている人物
- チェーン・アギ →
- ベルトーチカ・イルマ(チェーンと違い妊娠中)
- ナナイ・ミゲル →
- メスタ・メスア(名前以外特に違いなし)
- ギュネイ・ガス →
- グラーブ・ガス(名前以外特に違いなし)
ベルトーチカのほかにも、劇場版とベルトーチカ・チルドレンとで名前が違うキャラクターが2名。
シャアのパートナーでネオジオン ニュータイプ研究所の所長 ナナイ・ミゲルがベルトーチカ・チルドレンではメスタ・メスア。メタスじゃないよ可変はしないよ。
ネオジオンの強化人間ギュネイ・ガスはベルトーチカ・チルドレンではグラーブ・ガス。ただ、キャラクターそのものが入れ替わっているのはチェーンとベルトーチカのみ。
といってもナナイ=メスタもギュネイ=グラーブもベルトーチカのように完全に別人ってわけではなく、設定上名前が違うだけ。劇場版とベルトーチカ・チルドレンとの間で性格や言動に大きな差はありません。
ただ、ベルトーチカ・チルドレン巻頭にある登場人物の絵を見る限りメスタのほうが若くかわいいような。……やはり大佐はロリコンか?
ちなみにナナイもメスタも声をあてたのは榊原良子さん。あのハマーン・カーンの声優さんです。シャアって実はハマーンのこと結構好きだったんじゃ?
ベルトーチカの妊娠とストーリーへの影響
劇場版のチェーンはしていなかったベルトーチカの妊娠が、物語進行上で非常に大きな影響を与えました。端的にいえば下記3点。
- アクシズ落としが阻止できたのは赤ちゃんのおかげ。
- 死亡するチェーンに対し、ベルトーチカは生存。
- クェスを殺すのがハサウェイに。
劇中ラストではνガンダムから発生した光がともに軌道変更のためアクシズに取りついたモビルスーツを引きはがすと同時に、アクシズを地球への落下軌道から逸らせています。ベルトーチカ・チルドレンでも、アムロがシャアとともに行方不明となる点もふくめラストの展開は同じ。
しかし、アクシズの軌道を逸らせた力の根源が劇場版とベルトーチカ・チルドレンとで違うのです。
アクシズ落としはベルトーチカ・チルドレンパワーで阻止
劇場版でアクシズの軌道を変えた光はアムロが乗ったνガンダムからでたものとしては描画されてはいましたが、その正体には特に触れられていません。
一方、ベルトーチカ・チルドレンではアクシズの軌道を逸らせた光は「 ベルトーチカのお腹にいるアムロの子と地球に住まう人々 」から生まれたものとして描かれています。
劇場版でアクシズの軌道を変えた力の根源について具体的な描写がなくなったのは、ガンダム映画化委員会で「 結婚したアムロを観たくない 」との意見が出たため。そこで妊娠設定自体が削除されています。
ちなみに、劇場版 逆襲のシャアでアクシズの軌道を逸らせた光の正体についてはちの作品である劇場版 機動戦士ガンダムNTで明かされます。
この辺りについてはいずれまた詳しく。
ガンダム映画化委員会は「 初期脚本(=ベルトーチカ・チルドレン)はモビルスーツの存在を否定している 」とも指摘しています。恐らくこれは、連邦軍・ネオジオン双方のモビルスーツが束になって押してもどうにもならなかったアクシズの軌道を「 人から出た光 」があっさりと変えてしまったため。
そこで劇場版では力の根源については確たる描写を避けることになり、単純にみればアムロとサイコミュを搭載したνガンダムによる奇跡に見られるようになりました。のちに違った解釈もできるよう明言を避けた辺りが、商業の都合と富野由悠季監督のこだわりとの妥協点だったように思えます。
ベルトーチカの生存とグラーブの死
劇場版では死亡するチェーンに対し、ベルトーチカは最後まで生存します。
チェーンは中破状態のリ・ガズィで飛び出しα・アジールと交戦。チェーンが放ったランチャーがα・アジールのコックピット部に直撃し、クェスは死亡。ちーん。
初恋の相手が目前で殺されたハサウェイは逆上し、チェーンに向けてビームライフルを乱射。これが直撃し、チェーンもまた帰らぬ人となったのが劇場版の流れ。いや最低だなハサウェイ。これは銃殺刑ものだわ。まじビームバリア。
そして、ベルトーチカ・チルドレンでは二人がそれぞれリ・ガズィとジェガンで飛び出したあと、ベルトーチカはクェスとは出会わずグラーブ・ガスと交戦になります。
劇場版におけるギュネイはνガンダムの射撃をもろに受け、あっさりと撃墜されています。ちゅどーん。
ベルトーチカ・チルドレンでのギュネイにあたるグラーブは、ベルトーチカが操縦するリ・ガズィに向けて撃った攻撃が赤ちゃんパワーのバリアで阻まれ、このとき流れ込んだ思念により硬直。リ・ガズィの反撃を受けてちゅどーんの流れ。グラーブ・ガス准尉、戦死です。ちーん。
劇場版でギュネイの死にざまがあまりにもあっさりとしているのは、本来重要シーンのひとつだった赤ちゃんバリアが削除されたあおりかも?
クェスの死とハサウェイ
劇場版ではチェーンに殺されるクェス。しかし、ベルトーチカ・チルドレンでクェスを殺すのはハサウェイです。
ハサウェイ・ノアくんはよりにもよって初恋の相手であるクェス・パラヤ嬢をその手にかけてしまうのです。
アムロの子は生まれる前から地球は救うわ両親の命は助けるわで地球圏規模で親孝行してるってのに、ハサウェイくんはジェガン盗んだりマフティー名乗ってみたりワケわからんことばっかり。少しはアムロたちの赤ちゃんを見習った方がいい。
閃光のハサウェイの原作となる小説ではハサウェイはクェスを殺してしまったことを深く悔いており、この点で閃光のハサウェイが劇場版ではなくベルトーチカ・チルドレンの続編であるとわかります。
この辺り、劇場版 閃光のハサウェイではどうするんでしょうかね。チェーンを殺したことを後悔したりするのかな。
っていうか小説版 閃光のハサウェイだと敵機(ギラ・ドーガとα・アジール)を撃墜した功績により、民間人でありながらジェガンを盗み出して無断出撃した件を許されています。
しかし劇場版だとギラ・ドーガを一機撃墜しているものの、そのあと連邦軍機であるリ・ガズィ撃ってチェーン戦死させてるし。これはさすがに許されないのでは。
やっぱり銃殺刑だな。
アムロはモビルスーツ戦でシャアに負けていた
わざわざサイコ・フレームまで渡したうえでパイロットとして挑んだモビルスーツ戦ではアムロに勝てず、ネオジオン総帥としての目標だったアクシズ落としもも達成できず。しかも部下らにはロリコン総帥呼ばわり。
シャア・アズナブルさん、最後の最後で評判を大きく落としました。
しかし、終始νガンダムでシャアのサザビーを圧倒し続けた劇場版 逆襲のシャアに対し、ベルトーチカ・チルドレンではシャアのナイチンゲールが優勢。モビルスーツ戦ではシャアが勝っていたと言いきっていいレベルです。
そのシャアがトドメとして放った射撃はしかし、ベルトーチカのリ・ガズィを守ったものと同じ赤ちゃんバリアによって阻まれます。
「馬鹿なっ! そんなにバリアーを発生できるエネルギーがあるのかっ!」
機動戦士ガンダム逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレンより(角川スニーカー文庫) 富野由悠季 著
このとき、νガンダムにはフィンファンネルもなくメインスラスターも半分潰れてまともに機動すらできない状況。もはや万策つきていて、「たかがメインスラスターをやられただけだ!」なんてアフロっぽいセリフを吐く余裕もなかった。
赤ちゃんバリアなんてチートがなければアムロは死に、シャアの勝ちでした。
結局は、ベルトーチカ・チルドレン劇中でアムロが語った「 赤ちゃんとベルトーチカの存在のおかげでシャアに勝てる 」のセリフの通りになった展開です。
登場機体・機体設定の違い
- アムロの乗機がνガンダムではなくHi-νガンダム
- νガンダムのサイコフレームはAEが無断でつけたのではなく、アムロが後付け
- シャアの乗機がサザビーではなくナイチンゲール
- グラーブ・ガスの乗機がヤクト・ドーガではなくサイコ・ドーガ
- クェスはヤクト・ドーガ(サイコ・ドーガ)に乗らずいきなりα・アジールで実戦参加
特にプラモ好きには見逃せないのが機体の違いですよね。劇場版とベルトーチカ・チルドレンとでは各種機体に多くの違いがあります。
アムロの乗機がHi-νガンダム
劇場版とは違い、アムロの乗機がνガンダムではなくHi-νガンダムとなっています。
といっても実はHi-νガンダムはベルトーチカ・チルドレン内にある挿絵をもとにリデザインしたもの。作品中でHi-νガンダムの名が出てくることはなく、普通にνガンダムと呼ばれています。
いまではHi-νガンダムは白地にブルーもしくはパープルのカラーリングとされていますが、ベルトーチカ・チルドレン表紙を見る限りカラーリングも白と黒で劇場版とほぼ同じ。
一番違いがわかりやすいフィン・ファンネルが描かれていないので判断が難しいところですが、挿絵の頭部部分以外は、当時特別Hi-νガンダムとしての設定するつもりはなかったのでは……? と思われます。
なお、ベルトーチカ・チルドレンのνガンダムには劇場版では出てこない武装 ハイ・メガ・バズーカ・ランチャーがあり、これによって劇中一部の展開が変わっています。
劇場版ではこのあたりのシーンが削除されたため、ブライトの「 三段構え 」発言がいまいちわからなくなったという……
νガンダムのサイコフレームはアムロが後付け
劇場版とベルトーチカ・チルドレンとではνガンダムにサイコフレームが搭載される経緯にも違いがあります。
劇場版ではほぼ完成状態のνガンダムにアナハイムエレクトロニクスが独断で搭載しており、冒頭でオクトバー・サランがチェーン・アギに「 重量が減った理由は!? 」と問い詰められています。
が、ベルトーチカ・チルドレンでは完成しラー・カイラムで待つアムロのもとに来た時点でのνガンダムにはサイコフレームは搭載されていませんでした。
そこに、「 たまたま 」フィフス・ルナ戦で鹵獲していたサイコ・ドーガのサイコフレームを見たアムロがアイデアで負けていると感じ、また相当鈍ってしまったと感じる自身のパイロットとしての技量への焦りから、νガンダムのコックピット周りに移植することを決断。
(サイコ・ドーガについては後述)
これまた「 たまたま 」νガンダムのコックピット周りにスペースがあって無事搭載することができました。
劇場版では、序盤のフィフス・ルナにおいて、シャアがアムロとの戦いで中破したヤクト・ドーガごとギュネイを回収し帰投しています。
が、ベルトーチカ・チルドレンでは中破したサイコ・ドーガを放棄するようシャアが命じ、パイロットのグラーブだけを回収。残されたアムロはサイコ・ドーガを鹵獲してラー・カイラムに帰投しました。
当然これはシャアがわざとやったこと。細かい流れこそは違いますが、アムロと互角のモビルスーツで戦うため、シャアから遠回しにサイコフレームが提供された点では劇場版と同じです。
シャアの乗機がナイチンゲール
ベルトーチカ・チルドレンでのシャアは劇場版で乗っていたサザビーではなくナイチンゲールに搭乗。Hi-νガンダムの事情とは違い、最初からはっきりナイチンゲールと明記されています(挿絵によっては見た目はまんまサザビーなんですけど)。
当初はベルトーチカ・チルドレン文庫本上の挿絵しか情報がなく公式設定もなかったようですが、かなり人気を博し非公式のプラモキットまで出回る事態に。いまでは公式デザインが発表され、プラモキットも発売されています。
なお、ナイチンゲールは現在の公式設定でファンネルを10基装備していることになっていますし、ベルトーチカ・チルドレン中の挿絵でも10基。しかし、なぜかベルトーチカ・チルドレン本編中では6基搭載と表記。
サザビー基準でナイチンゲールも6基の設定だったのが、挿絵で10基描いてしまったために公式設定としては10基に増やすこととなった模様。
グリプス戦役での体験がよほど堪えた?
ナイチンゲール、機体としてはジ・O+キュベレイって印象で、一般的な人型モビルスーツのサザビーに比べるとかなり巨体です。全長は同等なんですけどね。
武装もジ・Oゆずりの隠し腕にキュベレイゆずりのファンネルを搭載。
シャアにとっての「 僕の考えた最強モビルスーツ 」がジ・O+キュベレイとは、グリプス2で百式に乗ってたとき、この2機にやられた体験がよほど堪えたんだねえ。
グラーブ(ギュネイ)の乗機がヤクト・ドーガ → サイコ・ドーガ
劇場版のギュネイにあたるグラーブが、ベルトーチカ・チルドレンではヤクト・ドーガではなくサイコ・ドーガという名のモビルスーツに搭乗しています。機体の違いに起因する物語の展開の違いなどは特にはありませんけども。
ただ、機体としてのデザインは大きく違います。小説版ベルトーチカ・チルドレンでは特にサイコ・ドーガのデザインがわかるような挿絵などはありませんでしたが、のちにコミック版ベルトーチカ・チルドレンでハッキリとしたデザインが判明しました。
ワンオフ機とわかる独特なシルエットが特徴のヤクト・ドーガに対し、サイコ・ドーガは全体的にギラ・ドーガと似たシルエット。整備性や生産性のためパーツを共有しているのでしょう。
違うのは頭部パーツの形状、肩スパイク部分がファンネルラックになっている点、バックパックが高機動型になっている点、シールドの形状など。
コックピット周りにサイコフレームが配されている点はさておき、ギラ・ドーガとパーツを共有することで整備性の向上とコストダウンを図っているのでしょう。カラーリングはジオン系モビルスーツにしては珍しい白。シン・マツナガどころじゃない純白。
ちなみに、CCA-MSVでα・アジールの試作機として同名の別機体「 サイコ・ドーガ 」が登場。区別のため、ベルトーチカ・チルドレンでグラーブが乗ったサイコ・ドーガは「 サイコ・ギラ・ドーガ 」と呼ばれたりします。
クェスが初戦からα・アジールに
劇場版ではクェスがはじめて与えられるモビルスーツがピンクのヤクト・ドーガですが、ベルトーチカ・チルドレンでは初陣となるルナツー攻略戦からα・アジールに搭乗。ピンクのサイコ・ドーガに乗ったりはしません。
恐らくベルトーチカ・チルドレンでは1機目のサイコ・ドーガをフィフス・ルナ戦で放棄し、アムロに鹵獲されたため。以後グラーブがサイコ・ドーガの2号機に乗り、クェスに回す予備のモビルスーツがなくなったのでしょう。で、ルナツーからいきなりα・アジールで参戦。
劇場版ではフィフス・ルナでシャアがサザビーでヤクト・ドーガを回収できており、これを修理して使ったものと思われます。で、予備のヤクト・ドーガをクェスに回せた、と。
パンティーオンリーなクェス
なお、ルナツー戦後クェスがナナイに怒られ、単身モビルスーツに乗り込んでシャアのいるアクシズに向かうシーンにもちょっとした違いが。
ベルトーチカ・チルドレンでナナイにあたるメスタにぶたれてヒステリーを起こしたクェスは、なぜか服を一枚ずつ脱ぎながらウロウロし、最終的にパンティー一枚に。
α・アジールでアクシズへ向かう許可は出るも、ヤクト・ドーガとは違い巨大なα・アジールはレウルーラの格納庫に入らず、宇宙空間をけん引していました。当然裸で乗り込めるわけもなく、グラーブがサイコ・ドーガを使ってα・アジールに乗せるよう言われます。
で、α・アジールのコクピットへつながるチューブへ移動する間、サイコ・ドーガのコックピットでグラーブのひざ上に乗るクェス。パンティー一枚で。うらやましい。
その後、モビルスーツで出撃していたナイチンゲールのコックピットへ乗り込むため宇宙遊泳したときもパンツ一丁。シャアが抱っこしたときもパンツ一丁。うらやm
性獣死すべし! ロリコン死すべし!
まとめ:劇場版 逆襲のシャアとベルトーチカ・チルドレン
- アムロの恋人がチェーンではなくZに引き続きベルトーチカで、劇中ベルトーチカの妊娠が発覚。
- サイコ・フレームが起因して起こった出来事が、ベルトーチカ・チルドレンではお腹の中の赤ちゃんによって起こったこととして描写されている。
- チェーンとは違いベルトーチカは生存する点や、グラーブ(ギュネイ)とクェスの最期、ハサウェイのラストにも大きく違う。
- 登場人物の名前の違いや、アムロにサイコ・フレームが渡る経緯と登場機体にも違いが。
ディスカッション
コメント一覧
「ベルトーチカ・チルドレンではシャアのナイチンゲールが優勢」とのことですが、シャアがアムロに対し優位だったのは、クェスとの戦いで全てのファンネルを使い果たしていたアムロに対しファンネルを一つだけ残していたシャアが攻撃を仕掛けたとシーンと、サーベル戦でνの肘を斬ってνのサーベルを無力化した時ぐらいでは?
その二点をもって優勢と書いたんですが解釈違いですかね……?
本編中ハッキリ「ガンダムは、逆転したのだ」ともあるのでナイチンゲール優勢で描いてたのは間違いないかと思います。
ファンネル差を抜きにしたサーベル戦からで考えても、νガンダムが先にダウンして機体損傷、丸腰に。
たまたまテール・ノズルひん曲がってなかったら追い討ちで死んでましたし、もとから機動力はナイチンゲールの方がなうえなので本来ならそのあと逃げきることもできません。
ここまでずっと優位です。
謎なのが、最後にモビルスーツに乗り直しての格闘戦では、なぜかシャアがサーベルを使わなかったんですよね。
アムロがνガンダムに乗り込む前に蹴り入れてたけど、このときサーベルで斬ってたら終わってた話です。
サーベルを使わなかったのがサイコフレームを渡したのと同じフェアプレー精神なら、まだ動けないνガンダムに蹴り入れたのはちょっとよくわからない。
シャア、男心複雑すぎて見ててワクワクすんよ。
以上、私早口オタクなので長文になりましたすみません!
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