劇場版 閃光のハサウェイ観てきた感想(雑)

延期に次ぐ延期に「本当は完成してない」説を唱えていた私ですが、やっと観られましたよ、劇場版 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

本当に観たばっかりでまとまりもなにもないですけど、感想をざーっと吐き出し。

本記事は映画・原作双方のネタバレを含みます。ネタバレがいやな方は下記記事がオススメ。

やっぱり三部作

劇場版閃光のハサウェイの入場者プレゼント
劇場版 閃光のハサウェイ観てきたよ!

劇場版 閃光のハサウェイ、やっぱり三部作でした。

そもそも「閃光のハサウェイが劇場版アニメ映画化!」って話出たときに三部作っていってたんですよ。でもその後予告とかでも特に三部作とは言わないしサブタイトルもつかないしで、もしかして1本にまとめたのかなって。

でもフタを開けてみればやっぱり三部作でした。最近のネット記事かなんかだと結構三部作だって告知されてたみたいだけど、ネタバレ怖くて避けてたから気づかなかった。

個人的には三部作でよかったと思います。閃光のハサウェイを映画一本に詰め込むとギギの魅力とか、ケネスの人間臭さとか、理想と現実に板挟みにされるハサウェイの苦労とか、駆け足になって薄まってしまいそうなので。

ちなみに、今回2021年に公開された第一部『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は原作三部作の上巻と全く同じところまで。

最後、再会したケリアとハサウェイの会話がちょっと減ってたけど、言葉が減った分、ギギに目移りしちゃったハサウェイの気まずさは原作以上な気がする。

やっぱりU.C.0105だった

UC100宇宙世紀年表
おもちゃだいすきクラブより

UC NexT0100プロジェクト発表時に出た宇宙世紀年表から、劇場版 閃光のハサウェイは原作のU.C.0105と違ってU.C.0103なんじゃないかって問題があったんですけど。

劇場版も原作と同じU.C.0105でした。

やっぱりU.C.0103はマフティー・ナビーユ・エリンが活動し始めた年のことだったっぽい。

もともと原作でも映画でも「閃光のハサウェイ」で描かれたのはそのマフティー事変が終わったU.C.0105の出来事が描かれているけど、マフティーが活動し始めたの自体がU.C.0103だから、年表ではU.C.0103としていたのでしょう。

ギギ可愛いわぁ

本作のヒロイン ギギ・アンダルシアが思った以上によかった。私の中で閃光のハサウェイはギギを見るための作品と言っても差し支えないので、これはかなり重要なファクターだったのですが、めちゃくちゃいい。

お前は出来の悪いAIか、ってぐらいコロコロと変わる感じがすごくよく出ている。画としての表情の描き方もよかったし、声の演技も素晴らしい。

無難な返しをするケネスに一瞬で見切りつけるところとか、モビルスーツ同士の戦いに生身で巻き込まれて半狂乱すから1時間も経たないうちにケロっとして、コイツが元凶だって知りながらハサウェイの隣であくびしたり寄りかかったり飲みかけの飲み物渡したり。しかも翌朝にはもうステーキ食ってる感じ、すごいいい。

キャラデザは原作の挿絵に比べるとだいぶ大人びた印象ですけど、謎の美女としての妖しさと同居する子どもっぽさって意味では劇場版の方がイメージ合いますね。ちょっと色の薄い金髪と目の色が素晴らしく魅力的。ただガキくさいクェスとは違うわぁ。シャアが求めていたのって多分こういうタイプでは?

原作だと「フフ……」って私個人的にちょっと下品だな、って感じるような笑い方することあるんですけど、劇場版だとそこまで下品な感じしなかったな。私の解釈が間違っていたのでしょうか。その点、むしろ喜ばしい。

ここからデレも入るはずなので、第二部も第三部も期待。あと、ペン回しがめちゃくちゃ上手いの好き。ハサウェイが挨拶なしで去ったことに若干イラっとしながら回してるの好き。

ギギの声、聞いたことあるなぁと思ったら、SSSS.GRIDMANの新条アカネを演じた上田麗奈さん!

確かに二面性って意味ではギギも新条アカネも共通するところあるし、ハマり役。

しかし上田麗奈さん、新条アカネを演じてたころ役に入りこみすぎて周囲との会話がおかしなことになったって言ってた気がするけど、ギギはキャラ的にまた危ない気が……

結局、チェーン殺害のフォローなし

本来、原作小説の「閃光のハサウェイ」って劇場版 逆襲のシャアの続編じゃなくて、その原作ともいえる「ベルトーチカ・チルドレン」の続編なんですよ。

で、ベルトーチカ・チルドレンではハサウェイが盗んだジェガンでα・アジールを撃墜してクェスを殺してるうえ、劇場版 逆襲のシャアでやらかしたような味方殺しはしていないんです。

そういう経緯で若干英雄扱いみたいなところあるんですよね。で、ジェガン盗み出したのも許されてた。

でも、今回の劇場版 閃光のハサウェイは劇場版 逆襲のシャアの続編。なので、ハサウェイはα・アジールは撃墜してないし、チェーンを殺してるんです。一応ギラ・ドーガを一機撃墜しているとはいえ、これは許されない。

その辺、劇場版 閃光のハサウェイでどう処理するのかな、って思っていたら、特にフォローなし!

普通に「シャアの叛乱」で一機撃墜したすごい奴、みたいな扱いで終わり。本人も「ジェガン盗み出して父に迷惑をかけた」なんてそんなバカな。あのブライトがチェーン殺しを許すとも思えないけれど……

私の知るブライトならその場で銃殺刑にしかねない。少なくとも二度はぶつね。

原作小説以上にハサウェイがウザい。

原作小説だと地の分でもっとハサウェイの心中とか苦悩が描かれていてまだよかったんですけどね。

映画だとその辺のフォローがほぼないから、どちらかといえばエメラルダの「その女なにさ!? なにやってんだいハサ!」感がすごい。

実際やってることだけ見れば本当にしょうもない奴ですわ、ハサウェイ。それだけギギが魅力的だって話といえばそうなんだけれど。

先述の通り、小説版のハサウェイはチェーン(正確にはベルトーチカほか味方)を殺したりしないし、逆に想い人であるクェスを殺したことで罪悪感で苦しんでる面もある。加えて勘が鋭すぎるギギに対する警戒心がきちんと描かれているので、多少入れ込んでもしょうがないかな、って思うところもあります。

でもなぁ劇場版の世界のハサウェイ。お前は許されないんだよ。

仲間がお前のために命張って連邦軍と戦ってる間、連邦政府が用意した超高級ホテルでギギといちゃついてる暇なんかないんだよォ!

重力感すごい!

ミノフスキークラフト搭載機二機のバトルがメインなので重力感を大事にしてくると思ったけど、大気圏内の空気の重さとか、重力に引っ張られるモビルスーツの感じ、すごくよく出ていました。

ホテルから逃げ惑うシーン、原作でも描かれていたモビルスーツ同士の戦いを人の目線でみる恐ろしさもうまく描かれています。普通に怖い。思ったほどえぐい描写ではなかったですが。

ただ一点、原作上巻での戦闘って夜から明け方にかけてとかくらい時間帯ばっかりなんですよね。そのせいでせっかくのモビルスーツ戦がイマイチよく見えない感はあります。ファンネルミサイルがファンネルミサイルとわかる描写も特になかったような。

逆に、暗闇のなかからまっすぐ伸びてくるビームの恐ろしさは際立つ感じがありましたけれど。

下巻で描かれる戦いは朝のはずなので、少なくとも第三部ではΞガンダムとペネロペ―の戦いがきちんとみられるはず。Ξガンダムもペネロペー動かしにくそうな造形なので、どこまでガシガシ動くか楽しみ。

山ちゃん……ギュネイ……うっ、頭が

「ギュネイ出るのか!」

劇場版 閃光のハサウェイに声優の山ちゃんこと山寺宏一さんが出演するって聞いてみんな思ったよね。

そう、ガンダムで山ちゃんといえば劇場版 逆襲のシャアに出てきたギュネイさんなんですよね。

で、ギュネイが出ると思うじゃろ?

山ちゃんはギュネイ役ではありません! 残念!

誰だお前! って思った人多そう。ヨクサンですよ!

原作でもちゃんと名前出てるキャラですよ!

劇場版 逆襲のシャアだとギュネイ本当に死んだのかわかりにくい(※死んでます)し、もしかしたら生きてるかも? なんて思った人もいるかもしれませんね。

そうでなくても回想シーンってこともありそうだし。

でも残念。ギュネイじゃありませんでしたー!

お前かーい! そういえばそんな人いましたねぇ、って感じ。

ちなみにクェスは一瞬でる。

UC、UC2との関わりなし!

閃光のハサウェイで描かれるU.C.0105はガンダムUCで描かれたラプラス事変よりあとなんですよ。NTよりも後。

閃光のハサウェイ原作が出た頃にはUCなんかなかったから当然そんな話は一切なかったんだけど、劇場版 閃光のハサウェイに関していえば劇場版作品としては前作にあたるUCやNTと少しは関わりを見せたり、少なくとも言及ぐらいあるかと思った。

けど、全くなし。もしかしたらニュース文面とかにチラって映ってるかもだけど、セリフとかで触れたりはしませんでした。

思えばラプラス事変自体、閃光のハサウェイのラプラス事変から見れば十年近く前の話なんですよね。話題に上らなくなっても仕方がないかもしれない。

ただ、例の年表上でいえばUC2はU.C.0104の出来事なはずなんですよね。もしかしたらそこまで大事にはなってなかったり連邦によって情報規制されたとかかもしれませんけどね。

もしくは今回みたいにあくまでもU.C.0104はなんらかのキッカケがあっただけで、実際に大きな事件になったのはもっと後だった、ってこともあり得ますけど。

そこの絡みには結構期待していただけに、ちょっと残念な気はしています。

ケネスが思ったより若い

思ったより大人びていたギギとは逆で、ケネスが思ったより若々しかった。ガウマンと同じぐらいなイメージあったからビックリ。

もう少し、たとえば逆襲のシャアの頃のシャアぐらい少し老けた感じだと思っていたんですけど、普通に若々しい!

いやいいんですけどね。あの若さで大佐とか、ホント有能なんだろうなこの男。元は第一線で活躍したパイロットだったのに、早々にパイロットとしての自分に見切りつけて裏方に回ったみたいだし。

まとめ:ハサウェイ観てきた感想(雑)

モビルスーツ戦が暗すぎてわかりにくかった点は不満だけど、私個人的に閃光のハサウェイはギギに揺れるハサウェイを観る物語なのでとりあえずいいかなと。

アニメとしてのクオリティはめちゃくちゃ高いし。もうアレですね、CGはうさんくさいとかそういうレベルじゃなくなってきた。手書きの2DとCGの融合のクオリティ素晴らしい。

次がいつになるか、って話もありますけど、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」自体がそもそもの公開予定から2年近く遅れてるし、すでに第二部の制作もとりかかっているだろうから、そう遠くないうちにまたギギに会える……と信じたい!

映画カテゴリの最新記事