Vガンダム 第一話がいきなりすぎる謎
Vガンダムの第一話、オープニング終わったと思ったら唐突に戦闘始まって訳わからんですよね。
わかります。私も初見の時はかなり面食らいました。奇っ怪千万!
結論、いきなり悪役顔のモビルスーツ同士で戦ってるのがVガンダム第一話であってます。
Vガンダムは大人の事情が原因でわけわからん始まり方になってしまったのです。
急きょ第四話を第一話に編集し直したため
Vガンダムの第一話が訳わからん理由は、もともと第四話だったエピソードを第一話にしたため。
急きょの変更により作り直しではなくすでにあったエピソードを無理やり編集したので唐突でワケわからん感じになってしまったのです。
もともとは、主人公機であるVガンダムは第四話で初めて登場する予定でした。
ガンダムなんて飾りです 偉い人にはそれがわからんのです
しかし、Vガンダムが第四話まで登場しないと知ったスポンサーから「主人公機のガンダムが第一話で登場しないなんてあり得ない!」との声が上がります。
鶴の一声によって、Vガンダムが第四話で初登場する案はボツに。
しかし制作としては話を変えてまで作り直す余裕がなかったのでしょう。
苦肉の策として、Vガンダムが初登場する第四話を第一話として編集し直して放送。もともと第一話〜第三話だったエピソードは「シャクティが振り返る回想」の体で第二話〜第四話としたのです。
これが第一話が唐突に、ベスパのモビルスーツ同士の戦闘から始まる理由です。
豆知識:天才すぎるウッソくん
余談ですが、一般人のガキンチョ ウッソくんがいきなりザンスカール帝国の正規軍ベスパのモビルスーツと渡り合えたのには、ちゃんと理由があります。
ひとつにはウッソくんが幼い頃から受けた英才教育こと。両親によりスパルタな育て方をされたおかげで、頭脳はもちろん身体能力も常人のそれを超えるものでした。
また、自宅地下には古いものとはいえMSシミューレーターがあり、これで遊んでいたことで操縦センスが養われていました。
シャッコーのおかげでもある
ふたつには、ウッソくんが奪って乗ったオレンジ色のモビルスーツ シャッコーの性能のおかげ。
シャッコーは対モビルスーツ戦を想定したベスパの中でも最新鋭の機体。ウッソくんが奪取したのはそのテスト機でした。
一方、当時ベスパの主力モビルスーツとして配備されていたゾロは、対地爆撃に主眼をおいた機体です。脚部を切り離すとヘリっぽくなるのも、爆撃機としての使い勝手を追求してのことでしょう。
(第一話=本来の第四話で登場したクロノクル中尉の赤い機体も色が違うだけでゾロです)
いってしまえばシャッコーは戦闘機で、ゾロは爆撃機。どちらが有利かは言うまでもないですね。
しかもまだシャッコーはまだデータ取りのテスト飛行段階だったこともあり、実際にどれほどの性能を出せるかはベスパにも不明な状況でした。
ベスパの面々からすれば敵なのか味方なのかわかりにくいうえ、可能なら撃破せず取り戻したいこともあり、非常に戦いづらかったことでしょう。
シャッコーはのちにベスパに制式採用され、リグ・シャッコーとして量産。主に親衛隊の機体として、エンジェル・ハイロゥを中心に配備されたようです。ウッソの活躍のおかげかも?
ちなみにかの有名な水着のお姉さん部隊、ネネカ隊の乗機もリグ・シャッコー。なんのこっちゃ、と思うかもですが、ネネカ隊の名前は憶えておいてほしい。
Vガンダムをちゃんとみて行けば、いやでも忘れられない名前になるだろうけれど……
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