【ガンダム】実は言ってない名言・名セリフまとめ【アムロ】
ガンダムって観てない人でも「 なんか聞いたことある! 」って思うような名言や名セリフ、多いですよね。
ガンダムファンとしては嬉しい限りなのですが、実は私のようなオタクでも間違えて憶えてる名言・名セリフがすごく多いんです。
そんな間違われやすい名言・名セリフをまとめてみました。
実は言ってないガンダム名セリフ!
足なんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのです
「 足なんて飾りです 」なんて、最終戦直前でモビルスーツの大前提をひっくり返すような衝撃的な名言。
ネット上では髪やおっ〇いなどなにかしらにコンプレックスなものに対して「 〇〇なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです 」とパロディとして使われまくっています。
しかし、実は「 足なんて飾りです 」とは言っていないのです。
完成度80%で足が付いていないジオングを乗機として配されはシャアは、内心不安がありました。シャアは人に馴染みやすい人型の兵器だからこそモビルスーツが優れているとの考えなので。
それで足がついていない、と不安がるシャアに対し、ジオングの整備兵が返した言葉が、「 あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ 」と返しています。
シャア「 足は付いていない 」
整備士「 あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ 」
パロディに使いやすいように改変して使った結果、改変された「 足なんて飾りです 」の方が一般的になってしまったパターン。
なお、この整備士はスピンオフマンガの「 機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像ツイマッド 」にも登場し、「 まんざら飾りでもなかった 」と前言撤回。
その後、ゲームなど派生作品で足がついたパーフェクトジオングが登場。ガンダムvsガンダムでは強力な蹴りで「 やっぱり飾りなんかじゃなかったんじゃん! 」と多くのプレイヤーを憤慨させました。
また、ガンダムの生みの親 富野由悠季監督は自身の著書内で「 足は飾りじゃない、必要だった 」と語っていたり、宇宙ステーションでのミッション経験もある日本人宇宙飛行士 油井 亀美也さんも宇宙空間で手足があるメリットについて語り、足は飾りじゃないと結論づけています。
つまり飾りじゃなかったんだよ!ドラッツェに謝れ!
殴ったね!親父にもぶたれたことないのに!
CMで一躍に有名になった「 殴ったね!親父にもぶられたことないのに! 」も、微妙に改変された名セリフ。
実際に劇中で発せられたセリフは「 二度もぶった! 親父にもぶたれたことないのに! 」です。
といっても全く言っていないわけではなく、同じ第9話のなかで「 な、殴ったね! 」というセリフもあります。それはまた別の、もっと前のシーン。
(アムロ左ほほを殴られる)
アムロ「 なっ、殴ったね 」
ブライト「殴ってなぜ悪いか!貴様はいい。そうして喚いていれば気分も晴れるんだからな」
アムロ「 ぼ、ぼくがそんなに安っぽい人間ですか! 」
(カイのガンキャノンやドップの戦闘シーン、CM)
(CM明け、アムロ今度は右ほほを打たれる)
アムロ「 二度もぶった! 親父にもぶたれたことないのに! 」
ブライト「 それが甘ったれなんだ! 殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか 」
アムロ「 もうやらないからな、誰が二度とガンダムなんかに乗ってやるものかっ! 」
こちらが二度目のときのアムロ。心配するなアムロ、お前は死ぬその瞬間までガンダムに乗るから。
にしても二度も殴るとは。21世紀のいまでは体罰は大きな問題に発展しますが、宇宙世紀ではそうでもないみたいです。
アムロ行きまーす
ガンダムを知らない人でも誰もが知る名セリフ、「 アムロ行きまーす! 」。全く言ってないわけではありませんが、言うほど言っていません。
っていうか「 アムロ行きまーす! 」って一回しか言ってない。
ガンダム本編第21話「激闘は憎しみ深く」 で一度だけ出てくるセリフです。CM、モノマネ芸人さん、ゲームで使われたため、さも毎回言ってるかのように思いこまされているだけ。
ドラゴンボールのオッスオラ悟空みたいなものですね。オッスオラ悟空も、実は原作漫画では一回も言ってなくて、アニメ版の予告編でいいまくってただけ。
どちらかといえば悟空のセリフというより野沢雅子さんのセリフって印象です。
話しが脱線しましたが、「 アムロ行きまーす 」は一度だけでも、「ガンダム、行きまーす!」「アムロ、ガンダム、行きます!」など類似したセリフは何回も言っています。
サボテンの花が咲いている(機動戦士Zガンダム)
ファーストガンダムから離れて、続編のZガンダムから。
どういうワケか「 サボテンの花が咲いている 」と間違われがちな名セリフですが、「 サボテンが花をつけている 」が正解。
アーガマのパイロット レコア・ロンドが戦死認定されたあと、レコアの部屋にいたクワトロ・バジーナは「 あなたがもっとレコアさんにやさしくしていれば! 」とカミーユ・ビダンに修正を受けたあとのシーンです。
しかし、殴られて「 親父にも打たれたことないのに…… 」じゃなくてシャレオツにもサボテンを持ち出す辺りが、さすがはクワトロ大尉ってところかな?
ちなみにこのサボテンはレコアの心の状況を暗喩する演出。アーガマでは女をできずに抑圧されていたレコア・ロンドが、敵であるティターンズに寝返ることで……という暗示です。
その辺りの解説は下記サイトで詳しく解説しています。お時間あったらぜひどうぞ。
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まとめ:実は言ってないガンダム名言・名セリフまとめ
- ×:殴ったね!親父にもぶられたことないのに! → 〇:二度もぶった! 親父にもぶたれたことないのに!
- ×:足なんて飾りです。偉い人には…… → 〇:あんなの飾りです。偉い人には……
- 誰もが知るセリフ、「 アムロ、行きまーす! 」は一回しか言っていない。
- ×:サボテンの花が咲いている。 → 〇:サボテンが花をつけている。
名言も名セリフも会話のなかで出てくるものが多いから、ひとことで済ませたいCMやらパロディで使い勝手がよくなるように改変。
それが広まって微妙に違った状態で記憶されちゃうのでしょうね。われわれオールドタイプには、完璧に覚えておくなんてことはちょっと難しいことです。
ほかにも似たような事例があればどしどしコメントください。
見事採用された方には、ガンダム、売るよ!
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