テロリストがガンダムルブリスを所持してた理由 – 水星の魔女

水星の魔女では一期の終盤、「フォルドの夜明け」による襲撃が描かれるわけですが。

そんなフォルドの夜明けガンダムであるルブリス・ソーン、ルブリス・ウルを所持していることに違和感あるって意見がちらほら。

地球の反スペーシアン組織、いってしまえばテロリストごときが精鋭部隊ドミニコスのモビルスーツを上回るモビルスーツ、それも闇に葬られたはずのガンダムルブリスを2機も所持するなんて。

そんなハサウェイじゃないんだから。

しれっとアンチドートまで無効化してるし。

もともとルブリスは地球企業のもの

ルブリス・ウルとルブリス・ソーン

ガンダム・ルブリス・ウルとルブリス・ソーン 水星の魔女 第11話 地球の魔女より ©創通・サンライズ・MBS

実のところアーシアンがガンダムルブリスを持っていても不思議はありません

もともとルブリスを開発したオックスアース社は地球の企業なのです。

第0話にあたるプロローグではルブリスのテストを宇宙で研究してるし、地球の影が薄いので忘れがちですけど、ベネリットグループには地球の企業もあるんです。

そもそもオックス・アースって社名にアースって入ってますし。earthですよearth。シャレた服とか殺虫剤も売ってそう。

先代ジェタークさん

グエル兄貴のじいじ・ジェターク 水星の魔女 Prologueより ©創通・サンライズ・MBS

ちなみに、エピソード0 Prologueでは「これでオックスアースも終わりだな、アーシアン風情がでしゃばるからこういうことになる」とのセリフがありました。

ちなみに、このセリフを言った偉そうなおじさんは当時のジェタークCEOっぽい。

つまりヴィム・ジェタークの父で、みんな大好きグエル兄貴のおじいちゃんと思われます。

切り捨てられたオックス・アースの復讐?

となれば、地球企業のオックス・アースが開発したガンダム・ルブリスが地球の武装集団に提供されるのもそう違和感なしですよね。

評議会に切り捨てられたオックス・アースが復讐のために提供した、なんて可能性もあります。

なお、モビルスーツ紹介ページにもこんな記述が。

ガンダム・ルブリス・ウル

ヴァナディース事変以前、オックス・アース社によって開発されたルブリス量産試作モデルをベースに発展した、ガンダムタイプのモビルスーツ。

地球で活動するスペーシアン組織である「フォルドの夜明け」に提供された。

水星の魔女 公式HP ガンダム・ルブリス・ウル紹介ページより

実際にはガンダムがどの時点で、誰によって提供されたのか具体的にはわからない書き方ですね。

ヴァナディース事変の前にオックス・アースから流出した機体が提供されたのか、はたまたオックス・アース残党的な組織が新しく建造した機体なのか。そのあたりは不明。

パパンと話してたオックス・アース社のヤマオカさん 水星の魔女 Prologueより ©創通・サンライズ・MBS

ただ、プロローグでエリィのパパ ナディムがテレビ電話をしていたヤマオカさんは、今後水星の魔女第二期でフォルドの夜明けにも関連して再登場するんじゃないかと思います。

あと個人的にちょっと気になったのが、ルブリス・ウルもルブリス・ソールもガンビットを装備していない点。

ガンド技術とモビルスーツの組み合わせって、機体制御の面以上にビット兵器が扱えることがメリットだと思うんですよね。

でも、ルブリス・ウルもルブリス・ソールもビットは装備してなかった。

所詮はアーシアンのテロ組織、ビットまで準備する余裕はないのかも。実弾の武器使ってるぐらいですし。

ウルもソールもカラーリングもあいまってソレスタルビーイングのガンダムっぽいところあるんで、ぜひシールドビットとか使ってほしいですけどね……

おまけ:ルブリスのおもしろ画像